■2台のプロトタイプをキャッチ! PHEVモデルのEV航続が延長へ
アウディのフラッグシップ・4ドアセダン、「A8」改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
初代A8は、1994年に「アウディV8」後継モデルとして誕生しました。日本市場には1995年から導入され、超高級4ドアセダンとして長年親しまれています。2003年の第2世代、2010年の第3世代を経て、現行型は2018年から販売、これが初の大幅改良となります。
今回は2台のプロトタイプをスクープ。それぞれ新設計された異なるグリルデザインを確認できます。どちらも新しいエアインテークを備え、グリル形状もわずかに異なっているようです。
2つのプロトタイプのうち、「692」で終わるナンバープレートの車両は、フロントウィンドウにイエローの高電圧ステッカーが貼られていることから、プラグインハイブリッドと思われると同時に、レーザー技術を搭載したオプションのマトリクスLEDヘッドライトを備えるハイエンドバージョンの可能性が高いです。
標準ヘッドライトとマトリクスの両方とも、ターンシグナルを兼ねるLEDデイタイムランニングライトがクラスタ上部に移動され、「A3」に似ていますが、A8のより大きなフロントエンドに合うよう、下部のセクションが広くなっています。
キャビンに大きな変化はないと予想され、インフォテイメントシステムと安全システムのアップデートが行われるでしょう。
リアエンドでは、同じ形状のLEDテールライトが引き継がれますが、デジタルOLED(Organic Light Emitting Diode)を採用したグラフィックが刷新されます。
パワートレインはキャリーオーバーされる見込みですが、PHEVモデルのEV航続が延長されるほか、ベースモデルでは燃料消費量の向上、CO2が削減されるなど改善が見られると予想されます。
A8改良型のデビューは2021年後半となりそうです。
(APOLLO)