MTのV35スカイライン激安中古車+車検対応パーツで松田次生選手が走り込む、ガレージ力の練習用スカイライン【東京オートサロン2021】

■松田次生トレーニング用スカイライン【ガレージ力】

松田次生トレーニング用スカイライン
松田次生トレーニング用スカイライン

これまでMT車があったの?というくらい知名度が少なかったV35スカイラインクーペ。

松田次生トレーニング用スカイライン
松田次生トレーニング用スカイラインの下周り

そのV35クーペに注目したSUPER GTドライバーの松田次生選手が完全プライベートの練習用として購入し、コツコツ作り上げているというのが「松田次生トレーニング用スカイライン」。

完全練習用なのでナンバーを取得していませんが、コンセプトとしては全て車検対応品で最低限のチューニング、とのこと。

松田次生トレーニング用スカイラインのリアサススプリング
松田次生トレーニング用スカイラインのリアサススプリング

デモカーではなく練習用ということで再塗装などは施されておらず、10万kmオーバーの車体に新品のフジツボマフラーなどが新鮮な印象を与えます。

松田次生トレーニング用スカイライン
松田次生トレーニング用スカイラインのエンジン

最低限ということでマフラー、サスペンション、ホイール、タイヤ、シートなどを変更したのみ。メンテナンスなどを担当するガレージ力の中久木 力 代表によると「入門の方からエキスパートの方まで誰でも真似していただけるレベルのクルマになっております」

ウィングはNISMO製
ウィングはNISMO製

そのコンセプト通りエンジンはノーマル。吸気系には耐熱シートが貼られていますが、これは松田選手がガレージ力にあった耐熱シートを黙々と貼り付けていったとのことです。

車体より高いRAYS VOLK RACING TE037
車体より高いRAYS VOLK RACING TE037

エクステリアで目を引くのがリアウイングですが、これはNISMOがV35用に販売していたもので、購入車両に装着されていたまま、とのことです。

新品が取り付けられていると言えばホイールですが、これはNISMOで販売しているRAYS VOLK RACING TE37 NISMO Verではなく、松田選手が自ら購入したTE037に、これまた松田選手がNISMOステッカーを貼り付けた、いうなれば「松田次生オリジナル」ホイールとなります。

松田次生トレーニング用スカイライン
松田次生トレーニング用スカイライン

この仕様で実際のところどれだけ走れるのか?ということですが、松田選手はタイヤが中古のDIREZZA Z IIIでツクバ1分5秒台というタイムを記録しています。

松田次生トレーニング用スカイライン
松田次生トレーニング用スカイラインとガレージ力 スカイラインクーペ

松田選手は、時間が空けばこのV35クーペを全国のどこかのサーキットに持ち込んでスポーツ走行を楽しみたいのとのことなので、もしかすると一緒に走る機会があるかもしれませんね。

なおガレージ力ではこのV35スカイラインクーペのパーツ開発も積極的に取り組んでいくということなので、乞うご期待。

(写真・文:松永 和浩)

【車両データ】

出展者:ガレージ力

出展車両名:松田次生トレーニング用スカイライン/型式:CBA-CPV35/エンジン型式:VQ35DE/マフラー:フジツボ/クラッチ:NISMOスポーツクラッチキット/デフ:NISMO GTLSDpro/エアロキット:SDpro/ドレスアップ内容&使用パーツ:ニスモリヤスポイラー/シート:BRIDE/メーター:ブリッツ/サスキット名:次生スペシャル/スプリング:ガレージ力サスペンションプラス/ブレーキ:エンドレスレーシング6&4/ホイール:RAYS/ホイールサイズ:9.5JJ-19(F)、10.5JJ-19(R)/タイヤ:ミシュランパイロットスポーツ4S/タイヤサイズ:265/35-19(F)、275/35-19(R)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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