■松田次生トレーニング用スカイライン【ガレージ力】
これまでMT車があったの?というくらい知名度が少なかったV35スカイラインクーペ。
そのV35クーペに注目したSUPER GTドライバーの松田次生選手が完全プライベートの練習用として購入し、コツコツ作り上げているというのが「松田次生トレーニング用スカイライン」。
完全練習用なのでナンバーを取得していませんが、コンセプトとしては全て車検対応品で最低限のチューニング、とのこと。
デモカーではなく練習用ということで再塗装などは施されておらず、10万kmオーバーの車体に新品のフジツボマフラーなどが新鮮な印象を与えます。
最低限ということでマフラー、サスペンション、ホイール、タイヤ、シートなどを変更したのみ。メンテナンスなどを担当するガレージ力の中久木 力 代表によると「入門の方からエキスパートの方まで誰でも真似していただけるレベルのクルマになっております」
そのコンセプト通りエンジンはノーマル。吸気系には耐熱シートが貼られていますが、これは松田選手がガレージ力にあった耐熱シートを黙々と貼り付けていったとのことです。
エクステリアで目を引くのがリアウイングですが、これはNISMOがV35用に販売していたもので、購入車両に装着されていたまま、とのことです。
新品が取り付けられていると言えばホイールですが、これはNISMOで販売しているRAYS VOLK RACING TE37 NISMO Verではなく、松田選手が自ら購入したTE037に、これまた松田選手がNISMOステッカーを貼り付けた、いうなれば「松田次生オリジナル」ホイールとなります。
この仕様で実際のところどれだけ走れるのか?ということですが、松田選手はタイヤが中古のDIREZZA Z IIIでツクバ1分5秒台というタイムを記録しています。
松田選手は、時間が空けばこのV35クーペを全国のどこかのサーキットに持ち込んでスポーツ走行を楽しみたいのとのことなので、もしかすると一緒に走る機会があるかもしれませんね。
なおガレージ力ではこのV35スカイラインクーペのパーツ開発も積極的に取り組んでいくということなので、乞うご期待。
(写真・文:松永 和浩)
【車両データ】
出展者:ガレージ力
出展車両名:松田次生トレーニング用スカイライン/型式:CBA-CPV35/エンジン型式:VQ35DE/マフラー:フジツボ/クラッチ:NISMOスポーツクラッチキット/デフ:NISMO GTLSDpro/エアロキット:SDpro/ドレスアップ内容&使用パーツ:ニスモリヤスポイラー/シート:BRIDE/メーター:ブリッツ/サスキット名:次生スペシャル/スプリング:ガレージ力サスペンションプラス/ブレーキ:エンドレスレーシング6&4/ホイール:RAYS/ホイールサイズ:9.5JJ-19(F)、10.5JJ-19(R)/タイヤ:ミシュランパイロットスポーツ4S/タイヤサイズ:265/35-19(F)、275/35-19(R)