これで見納め!? 限定50台のNissan GT-R50 by Italdesignが3月31日まで銀座のNISSAN CROSSINGで公開中【新車・日産GT-R】

■究極のGT-Rは、乗り出し価格が約1億7500万円という破格のプライス

2018年に迎えた生誕50周年を記念して、日産とイタルデザインが共同開発した「Nissan GT-R50 by Italdesign」。2020年1月に開催された東京オートサロン2020にも出展され、大きな話題となりました。

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GT-R50 by Italdesignのフロントスタイル。
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GT-R50 by Italdesignのリアスタイル。

今回、銀座にあるNISSAN CROSSINGにおいてNissan GT-R50 by Italdesignのテストカーが3月31日まで展示されています。

このテストカーはコードネームがゼロで、2番目に作られたクルマです。ジュネーブモーターショーで発表された02というクルマとともに、欧州でナンバーを取得するために02とこのクルマで実走テストを行っていました。そのためホイールなどにキズがあります。

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GT-R50 by Italdesignのサイドビュー。
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GT-R50 by Italdesignのリアビュー。

このNissan GT-R50 by Italdesignは、最高出力720ps(予定)を発生する3.8L V6ツインターボエンジンを搭載した最新のGT-Rニスモをベースに、イタリアのイタルデザインで内外装を仕立てる限定50台のスペシャルモデルで、車両本体価格は約1億4000万円からとなっています。

ボディサイズは、GT-R NISMOは全長4690mm×全幅1895mm×全高1370mmですが、チョップドルーフとなり、全長4784mm×全幅1992mm×全高1316mmとワイド&ローのフォルムとなっています。そして変更されたボディパネルには歴代GT-Rのデザインがちりばめられています。

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カーボン製のサイドスカートを装着。
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21インチの大径ホイールを装着。

究極のGT-Rと言えるGT-R50 by Italdesignのデザインは、日産自動車内部でコンペを行い、カリフォルニアのチームのデザインが採用されました。そのデザインされたクルマをカロツェリアであるイタルデザインが実現させる仕事を行っています。

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速度によって角度が自動調整するリアウィング。
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GT-R50 by Italdesignのリアバンパーとマフラー。
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GT-R50 by Italdesignのヘッドランプ。
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リアコンビネーションランプはブレーキを踏むとアフターバーナーのように光る。


Nissan GT-R50 by Italdesignの日本での販売は、VTホールディングス株式会社のグループ会社であるエスシーアイ株式会社を通じて行われます。

エスシーアイ株式会社は、日本における同車の輸入および販売を行う正規ディーラーです。以前はユーロでの支払いだったので為替変動のリスクがありましたが、エスシーアイ株式会社が取り扱うことで、支払いが円建てとなり、リスクを回避できるようになりました。

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ボンネットはGTカーのように全て外すことができる。
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GT-R50 by Italdesignのスカッフプレート。

Nissan GT-R50 by Italdesignの販売方法は、50台の中から販売枠が1台確保できると、抽選を行い購入者を決めるということになっています。したがって「買いたい!」という人がいても、抽選となるので買えるかわかりません。

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GT-R50 by Italdesignのトランクスペース。
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シャークフィンアンテナの後部も赤く光る。
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GT-R50 by Italdesignのインパネ。
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カーボン製パーツとアルカンタラーを使用したドアトリム。


現在は、2月26日が抽選日の8月以降生産分の1台抽選販売枠の受付をしています。テーラーメイドなので、ボディカラーをはじめ、ハンドル位置そしてオプションも自由に選ぶことができます。さらに販売枠が取れるとまた抽選を行い購入者を決めるそうです。

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GT-R50 by Italdesignのフロントシート。
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GT-R50 by Italdesignのリアシート。

2019年末の時点では、2020年後半からデリバリー開始の予定でしたが、コロナウイルス感染症拡大の影響で大幅に遅れており、デリバリーは開始されていません。

生産期間は1年半〜2年掛かるというGT-R50 by Italdesign。乗り出し価格は約1億7000万円と言われていますので、この姿を見るのはこれが最後となるかもしれません。密には気をつけて、ぜひ目に焼き付けてください。

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銀座4丁目交差点にあるNISSAN CROSSING。

●Nissan GT-R50 by Italdesign

Specification:全長4784mm×全幅1992mm×全高1316mm、ホイールベース:2780mm、エンジン種類:NISMO製VR38DETT、総排気量:3799cc、最高出力720ps(予定)/7100rpm、最大トルク780Nm(予定)3600〜5600rpm、トランスミッション:強化デュアルクラッチ6速シーケンシャルギアボックス、サスペンション:ビルシュタインDamp Tronic、ホイールサイズ:フロント21×10J、リア21×10.5J、タイヤ:ミシュランパイロットスーパースポーツ、フロント255/35R21、リア285/30R21、車両本体価格:約1億4000万円〜

(文・写真:萩原 文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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