■エヴァRT初号機スープラ【D1 GRAND PRIX】
D1 GRAND PRIX参戦のド迫力なエヴァRT初号機スープラ。
かなりワイドとなったGRスープラのボディ。このエアロを含めたボディキットはHKS製で全幅は余裕で2mを超えます。
フロントのスポイラー類も圧巻ですが、リアスタイルもド迫力。オーバーフェンダーの上部にもフラップが付き、リアスポイラーと併せてマシンを地面に抑えつける役割を担います。
●いよいよ実戦投入
実はエヴァRT初号機スープラは、予定されていたマレーシアのプロドリフトドライバー・ツンクージャンレイ選手がコロナ禍の影響で来日することが出来ず、マシンはD1 GRAND PRIXで一度も走ることなく今日まで来てしまいました。
しかし、その間もマシンの開発は行われており、現在のエヴァRT初号機スープラはなんと箱替え、ボディーチェンジがなされているとのことです。
搭載されるエンジンは3UZターボで、1000馬力以上のパワーを誇ります。搭載位置は限りなく後方に追い込まれ、大型のタービンはエンジンの前方に配置。排気管はタービンから直接上方へ伸び、ボンネットを貫通しての排気となります。
そのためボンネットの前方には排気管用の穴が開いています。
重量バランスと熱効率から、ラジエター、インタークーラー、オイルクーラーなどは全てリアに移設されています。
冷却系はまとまるとかなりの重量となるため、リアに移設することで最適な重量バランスとなるようです。
追走などで極めて重要なアイテムとなるサイドミラーはカメラによるタイプに替えられています。
鮮明にサイドが見えることから、かなり接近した追走バトルを観ることができるかもしれません。
エヴァRT初号機スープラのタイヤはTOYO TIRES PROXES R888R Drift、ホイールはRAYSのgram lightsという常勝鉄板の組み合わせ。
このエヴァRT初号機スープラ、いよいよD1 GRAND PRIX 筑波ラウンドで実戦に投入されることになるようです。
その雄姿をぜひとも目に焼き付けたいところですね。
(松永 和浩)