■「エンヤック Vision ivコンセプト」市販モデルはよりスポーティで滑らかなボデイラインに
チェコを拠点とするVWグループのシュコダは、9月に同社初となるフルエレクトリック・クロスオーバー「エンヤックiV」を発表しましたが、そのクーペバーヨンとなるモデルのプロトタイプをカメラが捉えました。
ほぼフルヌード状態で捉えたプロトタイプは、ルーフラインが後部へ向かって急激に降下、リアヘッドルームや貨物容量を犠牲にはしますが、よりスポーティで滑らかなボデイライン、上向きに広がるベルトラインを特徴とし、2019年3月に公開された「エンヤック Vision ivコンセプト」の市販型として発売される予定です。
リアエンドには、スポイラーが組み込まれた直立テールゲート、ナンバープレートを収容する新しいリアバンパーも確認できます。
キャビン内ではデジタルインストルメントクラスタ、フローティングセンターコンソール、10インチ、または13インチのインフォテイメントシステムを備えたミニマリストのインテリアを備えます。
VW「ID.4」と兄弟モデルとなるベースモデルのパワートレインは、最高出力148ps・最大トルク220Nmを発揮する55kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、最大211マイル(340km)の航続となります。
一方、このクーペモデルがVW「ID.4 GTX」と同レベルのハイスペックモデルになるならば、82kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高出力302ps、最大トルク460Nmを発揮することが予想されます。
市販型の車名は「GT」「クーペ」などが予想され、2021年春からデリバリーが開始される予定です。
(APOLLO)