■「MEB」プラットフォームを採用、「トゥアレグ」より大きな居住空間を実現
VWが開発中の新型フルエレクトリック・クロスオーバーSUV「ID.6」(仮称)市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ID.6市販型は「MEB」プラットフォームを採用、3列シートを備えるフルサイズSUVで、2019年4月の上海モーターショーで発表されたファミリーSUV「ID.ROOMZZ」市販型となります。
中国で生産、2022年から現地で発売され、その後欧州と北米での販売が予想されており、日本市場への導入が注目されています。
豪雪のスカンジナビアにあるVWシークレット施設で捉えたプロトタイプは「ID.4」と出現、フロントエンドをプジョー風にカモフラージュ、コーナーエアインテークやヘッドライトはステッカーで偽装されており、ディテールは見えてこない状況です。
市販型のホイールベースは2965mm(116.7インチ)、全長5mと予想され、「トゥアレグ」より大きな居住空間を実現、フルサイズのファミリーSUVとなることが濃厚です。コンセプトではスライドドアが採用されていましたが、市販型ではヒンジドアになると予想されます。
ID.4のシングルエンジン、後輪駆動バージョンの設定はなく、デュアルエンジンの全輪駆動のみで発売、バッテリーは77kWhと111kWhを提供し、最高出力はそれぞれ300hpと410hpを発揮します。
航続距離は77kWh版が450km、11kWh版が600kmと予想されています。
ID.6のワールドプレミアは2021年後半、日本市場導入も期待できそうです。
(APOLLO)