■プジョーを装うカモフラージュ、 2019年『ID.ROOMZZ』の市販版
フォルクスワーゲンが開発を進める新型電動クロスオーバーSUV「ID.6」の市販型プロトタイプを再びカメラが捉えました。
ID.6は、同社が2019年の上海モーターショーで公開した電気クロスオーバーSUV「ID.ROOMZZ」の市販型となります。
豪雪のフィンランド山中でキャッチした最新プロトタイプは、ヘッドライトやグリル、バンパーにステッカーを貼り、プジョー風のフロントマスクでカモフラージュされているほか、テールライトもダミーコンポーネントを装着。開発は中盤と思われます。
フロントドアとリアゲートには電気自動車を意味する「Elektrofahzeug」のステッカーが貼られており、EVモデルであることが一目瞭然です。
市販型では、「MEB」プラットフォームを採用、ホイールベースは2965mm(116.7インチ)、全長5mと予想され、「トゥアレグ」より大きな居住空間を実現、フルサイズのファミリーSUVとなることが濃厚です。室内では、2列5人乗り、および3列7人乗りのシートレイアウトを提供、コンセプトでは、スライドドアが採用されていたが、市販型ではヒンジドアになると予想されています。
EVパワーユニットは、2つの電気モーターを組み合わせ、システム合計の最高出力は302psと410hpを用意。航続はそれぞれ459kmと600kmを可能にするといいます。
ID.6市販型のワールドプレミアは、2021年内と見られます。
(APOLLO)