アイルトン・セナを想い、清水和夫がマクラーレン・セナで全開走行! It’s a SEXY~!!【SYE_Xアーカイブ】

■セナ・メモリアルサーキット、エストリルでマクラーレン・セナを堪能

●オォ~ファンタスティ~ック!! by 清水和夫

再びの自粛ムードの世の中、スペシャルマシンの試乗動画で気分をアゲていきましょう!

マクラーレン・セナ
マクラーレン・セナ…文句なくカッコイイ!

ってことで、国際モータージャーナリスト・清水和夫さんのYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』の中から、約2年半前に公開されたマクラーレン・セナ試乗2部作です。

清水和夫さん
エストリルサーキットでマクラーレン・セナを楽しんできます!

年の1/4くらい世界各国を飛び回り、選ばれしモータージャーナリストのみが参加できる国際試乗会へ出かけている清水和夫さん…ですが、2020年はコロナのせいで「まったく行けてね~し、それ以前に試乗会が行われていない」。

魅惑なクルマはたくさんあるのに、乗れないでウップンが溜まっているのではないでしょうか…。どうか清水さんにバカッ速のスペシャルマシンを与えてあげてください(笑)!

●セナが生きていたら喜んでくれたでしょう!

マクラーレン・セナ
ダウンフォースの鬼!?

清水さん、ここはどこですか?

「コレは2年半前、ポルトガルにある『エストリルサーキット』です。ここは狭くて難しいコースだよね。アイルトン・セナが1985年4月21日にロータス・ルノーで最初にF1で優勝したメモリアル・サーキットです」(清水)。

試乗マシンは?

マクラーレン・セナのコクピット
マクラーレン・セナのコクピット。ココに座れるだけでも幸せ!

「マクラーレンの800ps、セナ・モデル。公道を走れる最もレーシングカーに近いクルマとして登場したマクラーレン・セナを、ついにここで走ることができます。車両重量はヨーロッパの計り方で1.2t。それでパワーは800psだから、それを聞いただけでどんだけ速いのか!?」(清水)

マクラーレン+セナ=F1…というイメージですよね。

「速さは、軽さとエンジンとタイヤなのですが、このクルマはF1の空力技術をふんだんに使っているので、250km/hで走ったときのダウンフォースが800kg! それがクルマの上に乗っかるのだから、メカニカルグリップ+空力のダウンフォースで、コーナーが飛びっきり速い!
タイトコーナーは意外とダウンフォースを使えないので800ps、800Nmバーッ!という感じだけど、200km/hくらいの中高速コーナーはイージーフラットでイケる。このセナ・モデルをエストリルで乗るのに720マクラーレンで練習してください!という粋なイベントなんだよ」(清水)。

マクラーレン・セナ
『800』という数字がこのクルマのアイコン。

「見たとおり、空気の流れ方でこのクルマの存在価値があるね。オールカーボン、1.2t、800ps、ダウンフォース800kg、800Nm!『800』という数字がこのクルマのひとつのアイコンになっています」(清水)。

「往年のセナが生きていたら、このクルマをどれほど喜んだのかな? 今日はアイルトン・セナを偲びながらこの800psのマクラーレン・セナ・モデルをテストドライブしてみます」(清水)。

●It’s a SEXY~!! Fantastic!!

ドライバー・清水和夫さん
教官? 暴走抑止役??のコ・ドライバーさん、怖くないのかな…(笑)!

「レスポンスイイね! 4L、V8ツインターボで800ps、800Nm! ダウンフォースが効いて、車体が路面に押さえつけられる感じ。普通に走れば普通のスーパーカーだけど、ひとたびアクセルを思いきり踏むとスゴイ!
有名な最終コーナー「パラボリカ」、このマクラーレン・セナで4速で行くと2G近く出るそうですよ。
さぁストレート、ワァ~速い!! It’s a SEXY~!! 250km/hで800kgのダウンフォース、Fantastic!! とにかくテクニックと体力、両方ないとこのクルマは乗れないね」(清水)。

●ダウンフォースの鬼!? スワンネックのリヤウイングがパコパコ動く!

リヤウイング
ストレートでは。
リヤウイング
コーナーでは。

動画その1とカメラアングルを変え、動画その2の続編ではリヤウイングの動きやタイヤの動きもチェックしてみましょう。

(試乗:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの

マクラーレン・セナ
マクラーレン・セナの主なスペック。

【主なSPEC】
車名:マクラーレン・セナ McLaren Senna
エンジン:4L V8テクノロジーツインターボ(コードネーム:M840TR)
パワー&トルク:800ps/800Nm
サスペンション:油圧式レースアクティブ・シャシー・コントロールII
ブレーキ:カーボンセラミック
タイヤ:ピレリP-ZERO Trofeo R F 245/35ZR19/R 315/30ZR20
0-100km/h加速:2.8秒
0-300km/h加速:17.5秒
最高速:340km/h
価格:67万5000ポンド(約1億1000万円)

【関連リンク】

StartYourEnginesX
国際モータージャーナリスト、清水和夫が主宰する自動車専門動画ウェブメディア。クルマの限界性能と安全性を徹底的に試すダイナミック・セイフティ・テスト(DST)を始め、国内外の新車インプレッション、注目度の高まる先進安全技術、自動運転など、クルマに関するあらゆるジャンルの動画をサイトアップしています。ぜひぜひ!チャンネル登録のうえご視聴ください。
https://www.youtube.com/user/StartYourEnginesX

この記事の著者

清水和夫 近影

清水和夫

1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業。1972年のラリーデビュー以来、スーパー耐久やGT選手権など国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。
自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。clicccarでは自身のYouTubeチャンネル『StartYourEnginesX』でも公開している試乗インプレッションや書下ろしブログなどを執筆。
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