コンパクトで豪華なミニバン、メルセデス・ベンツの新型「Tクラス」をキャッチ

■シタン次期型とプラットフォームを共有も、個人顧客をメインに豪華仕様へ

メルセデス・ベンツが現在開発中の新型コンパクトミニバン、「Tクラス」開発車両をカメラが捉えました。

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メルセデス・ベンツ Tクラス 市販型プロトタイプ

同社では、現在2台のコンパクトバンを開発していると発表しています。そのうち1台は、手頃な価格で2021年後半にデビュー予定の「シタン」で、もう1台は高価で豪華な「Tクラス」とされています。

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メルセデス・ベンツ Tクラス 市販型プロトタイプ

シタンはルノー「カングー」のメルセデス・ベンツ版で、カングー同様に「コンパクト」「ロング」「エクストラロング」の3タイプが設定されるLCV(軽商用車)です。

一方新型Tクラスは、そのシタン次期型とプラットフォームを共有、シタンの商用ユースに対して、個人の顧客がメインターゲットとなります。車格としては、ミニバン「Vクラス」の下に位置付けられ、どちらのモデルもルノー・日産・三菱と共同開発されます。

キャッチした開発車両は、カモフラージュが厳重ですが、3本のバーグリルを装着、円形のフォグランプ、ワイドなエアインテーク、C字型LEDデイタイムランニングライトを備えるスイープバックヘッドライトの一部も確認できます。

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メルセデス・ベンツ Tクラス 市販型プロトタイプ

サイドでは、曲線的なボディラインを特徴とし、リアドアはスライド式と思われます。またリアエンドでは垂直のLEDテールライトも見てとれるほか、LCVではあまり一般的ではないアロイホイールを装備しているのも印象的です。

室内では、最新のインフォテイメントシステム、いくつかの安全支援システムなど最新のテクノロジーギアを搭載、兄貴分Vクラス同等以上の品質と上質な素材が期待できるといいます。

新しいアーキテクチャ採用により、Tクラスはガソリン、ディーゼルに加え、電化されたパワートレインを搭載することが濃厚です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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