■元AMG CEOトビアス・ムーア氏最後の贈り物、トリプル電気モーター搭載EVミニバン
メルセデス・ベンツは、現在Rクラス後継モデルに着手している可能性がることがわかりました。
Rクラスは、2001年に「Vision GST」コンセプトとして初公開、ミニバンとステーションワゴンの要素を含む、7人乗りのラグジュアリーモデルです。その後フルモデルチェンジすることなく、2012年に米国で生産終了すると、翌2013年に欧州でも終了販売となり、現在は中国専売モデルとなっています。
後継モデルはAMG主導で開発されると思われ、同ブランドCEOだったトビアス・ムーア氏が、アストンマーティンCEO に着任(2020年8月1日)する以前に残した最後のモデルと噂されています。
また「Car Magazine」の調べでは、グラフェンベースの金属を含まない液冷式の丸型セルエンジンを採用、350kWの急速充電用に設計された105kWhのバッテリーパックを使用すると予想しているようです。
EVパワーユニットはトリプル電気モーターを搭載し、最高出力は1,006hp、最大トルク1,350Nmというスーパーカーレベルのミニバン/クロスオーバーになる可能性があるといいます。
また、フロントアクスルはシングルスピードダイレクトドライブシステムを採用、リアアスクルは、ポルシェ「タイカン」で使用されているものと同様の2速トランスミッションをサポートすると考えられています。
市販型の車名は「GLR」が有力ながら、「EQR」も候補にあるようで、市場ではピニンファリーナ「PURAビジョン」市販型と競合、お互い1,000馬力を超えるハイレベルな争いとなりそうです。
(APOLLO)