アウディからハイパフォーマンスモデルの「RS 6 アバント」「RS 7 スポーツバック」が新登場【新車】

■4輪操舵システム「オールホイールステアリング」、RSモードを設定する「ドライブセレクト」を標準装備

2020年11月28日、アウディはスポーツバージョンであるRSシリーズに、ステーションワゴンの「Audi RS 6 Avant(アバント)」、4ドアクーペの「Audi RS 7 Sportback(スポーツバック)」の新型2モデルを設定し、2021年1月以降に販売を開始するとアナウンスしました。前者はA6アバントが、後者はA7スポーツバックがベース。

アウディ RS6アバント RS7スポーツバック
2020年11月28日に発表されたアウディ RS 6 アバント RS 7 スポーツバック

搭載されるパワートレーンは、両モデル共通で、最高出力441kW(600ps)、最大トルク800Nmを誇る4.0L V8ツインターボエンジンに、8速ティプトロニック(トルコン付AT)が組み合わされています。

さらに、48Vマイルドハイブリッドやシリンダーオンデマンド(cod) が採用され、ハイスペックを追求するだけでなく、高効率化も図られています。

アウディ RS 7 スポーツバック
富士スピードウェイで開催されたSuper GTで披露された

駆動方式はアウディ自慢の「quattro」フルタイム4WDで、「セルフロッキングディファレンシャル」「リヤスポーツディファレンシャル」を標準装備。サスペンションは、よりスポーティなチューニングが施された「RSアダプティブエアサスペンション」を標準になり、コイルスプリングとダンピングコントロールサスペンションに「ダイナミックライドコントロール(DRC)」が組み合わされる「RSスポーツサスペンションプラス」もオプションで選択できます。

独自の油圧システムが組み込まれた「DRC」は、コーナリング時のロールや急加速、急減速時のピッチングを抑制し、乗り心地を損なうことなくダイナミックなハンドリングが得られるそう。さらに、状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで、低速走行時には取り回し性能を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4WSの「オールホイールステアリング」、RSモードを設定する「ドライブセレクト」も標準装備されます。

インパネには、10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイを備える「MMIタッチレスポンス」の最新のインフォテイメントシステムを用意。「Bang & Olufsen 3Dサウンドシステム」も標準化され、高級ステーションワゴン、プレミアム4ドアクーペにふさわしいハイクオリティなサウンドを提供。

アウディ RS 6 アバント RS 7スポーツバック
「RS」シリーズにふさわしいスポーティなインパネ

先進安全装備も満載されていて、先行車追従機能と車線維持機能、ストップ&ゴー機能からなる「アダプティブドライブアシスト」や「アウディプレセンスシティ」、追突や飛び出しなどの危険を察知して、衝突回避を支援する「アウディサイドアシスト」などが用意されます。

実用的でありながら超ハイパフォーマンスを堪能できる「Audi RS 6 Avant(アバント)」の価格は1764万円。ラグジュアリープレミアムスポーツの「Audi RS 7
Sportback(スポーツバック)」の価格は1799万円。ステアリング位置は左右から選択可能となっています。

前者のボディサイズは全長4995×全幅1960×全高1485mm。後者は全長5010×全幅1960×全高1415mmです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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