中身はアウディRSQ3。クプラの強力クーペSUV「フォーメンターVZ」のプロトタイプをキャッチ

■アウディ「RS3/RSQ3」の2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載

VW傘下であるスペインのクプラは、新型クーペSUV「フォーメンター」の生産を2020年9月からスタートさせたばかりですが、新たに最強バージョン「VZエディション」を開発していることがわかりました。

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クプラ フォーメンターVZ 市販型プロトタイプ

クプラはセアトのモータースポーツ部門から独立した高性能モデルに特化したブランドです。新型SUVとなる「フォーメンター」のパワートレインは、2.0リットル直列4気筒TSIターボチャージャーエンジン+電気モーターを搭載するPHEVで、最高出力245ps、最大トルク400Nmを発揮します。

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クプラ フォーメンターVZ 市販型プロトタイプ

一方、新たな最強「VZエディション」には、アウディのハードコア「RS3/RSQ3」に搭載されている2.5リットル直列5気筒ターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力400ps・最大トルク480Nmを発揮、7速スピードオートマティックと組み合わされます。

また、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は280km/h(電子制御)のパフォーマンスを発揮します。

捉えたプロトタイプは開発初期のため、市販型コンポーネントを装備していません。そのため、ベースモデルと同じフロントマスクですが、市販型ではリップスポイラー、分厚いサイドスカート、大型リアウィングなどアグレッシブなエアロパーツが期待できるはずです。

注目はリアバンパーにインサートされている、レクサス風クワッドエキゾーストパイプで、おそらく市販型に採用される可能性が高いと見られます。

クプラ フォーメンター VZエディションの発売は2021年後半と予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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