■初代86は、カブリオとして設計されていた!? BMW Z4を彷彿
スバルは、FR2ドアスポーツカー・新型「BRZ」を発表したばかりですが、早速ハンガリーのデザイン会社「X-TOMI Design」が派生オープンモデルの予想CGを提供してくれました。
注目は、オープントップバージョンが単なる想像ではないということです。実は、2013年に登場した初代BRZで積極的にコンバーチブル設定を計画していたのです。当時、欧州トヨタのDidier Leroy氏(ディディエ・ルロワ氏)は、「GT86」(86)は、最初からカブリオレとして設計していたという発言もしていたにもかかわらず、実現しなかった過去があります。
本来なら、BRZ新型においても同様の計画が進められても不思議ではありませんが、新型コロナウイルスの世界的パンデミックによるコンバーチブルモデルの販売落ち込みで実現は厳しい状況ではあるようです。ただ、86も発表されておらず、日本市場での発売も発表されていない時期であり、2021年以降に計画が進められる時間は十分ありそうです。
コンバーチブルのデザインですが、フロントマスクはクーペと同じにも関わらず、オープントップにしただけで、BMW Z4のに似ていると感じます。おそらく、ヘッドライトやコーナーエアインテークの形状が似ているからでしょう。
BRZカブリオレは、1,315kg(2,900ポンド)未満の車重が予想されるクーペより重くなるため、直線加速にわずかながら影響が出るはずです。
パワートレインは、最高出力は228hp・最大トルク249Nmを発揮する2.4リットル水平対向4気筒エンジンがキャリーオーバーされ、6速マニュアルトランスミッションおよび高速で新しいスポーツモードを備える6速オートマチックトランスミッションと組み合わされることも引き継がれると予想されます。
新型BRZは、2021年秋頃米国市場で発売、日本の群馬県で生産されます。コンバーチブルも楽しみですが、一日でも早く日本市場での発売を確定してもらいたいです。
(APOLLO)