■エラントラの頂点… 2.0リットルGDIターボユニット搭載で275hp発揮
ヒュンダイは、2020年3月に人気4ドアセダン「エラントラ」新型を発表しましたが、そのハードコアモデルとなる「エラントラN」市販型プロトタイプを公式リークしました。
初代エラントラは1990年に登場しました。その後30年間に渡って販売されており、2020年に発売された現行型は第7世代となっています。スポーツデザインを持つモデルとしては「Nスポーツライン」が設定されていますが、「エラントラN」はその頂点に君臨します。
公式リークされたプロトタイプのエクステリアは、ベースとなるエラントラよりアグレッシブなボディキットを装備。フロントエンドには「i30N」や「ヴェエロスターN」のような大口のコーナーエアインテークを備えるバンパーが見てとれるほか、厚みのあるサイドスカート、大径デュアルエキゾーストパイプ、ウィングを組み込んだデュフューザー、特注のホイールなどが装着されています。
足回りでは、コーナーリング能力を向上させる再調整されたサスペンション、停止を改善する大型ブレーキを備えています。
キャビン内では、スポーツフロントシートをはじめ、専用の室内装飾、カーボントリムなど、いくつかのアップグレードがなされるはずです。
Nラインのパワートレインは、1.6リットルのガソリンターボチャージャーを搭載しますが、「N」ではより大きな2.0リットルGDIターボユニットが予想され、最高出力は275hp・最大トルク353Nmを発揮します。トランスミッションは6速MT、及び電子制御スリップデファレンシャル付きの8速DCTが提供されることが濃厚です。
ヒュンダイは「Nライン」を導入したばかりのため、エラントラNのデビューは、2021年終盤頃が有力です。日本市場再導入が噂されるヒュンダイですが、実現すればトヨタ「カローラ」、ホンダ「シビック」などが標的となるでしょう。
(APOLLO)