■クロムのトリム、リアピラーにはマイバッハバッジを追加、室内には豪華装備
メルセデスベンツは、2020年9月にフラッグシップ・セダン「Sクラス」新型を発表したばかりですが、その最高級バージョンとなる『メルセデス マイバッハSクラス』次期型プロトタイプをカメラが捉えました。
シュツットガルトにある、メルセデス本社付近で捉えた2台のプロトタイプは、1台が最小限のカモフラージュ、もう1台がツートンカラーで塗装されています。ほぼデザインが露出しているプロトタイプからは、ブーメラン型LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、三角のテールライトなどSクラス新型に準じたデザインが確認できますが、垂直バーを備えるグリルやバンパーのエアインテークはマイバッハ専用デザインとなります。
また、クロムのトリム、リアピラーにはマイバッハバッジが追加されるほか、「マイバッハGLS」と同様のデュアルエキゾーストシステムがインストールされているのが見てとれます。
マイバッハバージョンでは、ホイールベースが201mm(7.9インチ)拡張され、リアドアが長くなっていることも確認できます。室内では、パワー調整機能、フットレスト、ヒーター、換気、マッサージ機能を備えたエグゼグティブリアシートを搭載するほか、クルマの様々な設定に簡単にアクセスできるタブレットが付属する、フルレングスのセンターコンソールにより分離される可能性ありそうです。また11.6インチのディスプレイを2台搭載した後部座席のエンターテインメントシステムにも期待できるはずです。
パワートレインは、最高出力630ps、最大トルク1,000Nmを発揮する6.0リットルV型12気筒ツインターボエンジンがキャリーオーバーされますが、最高出力503ps、最大トルク700Nmを発揮する4.0リットルV型8気筒と48Vマイルドハイブリッド「EQ Boost」が組み合わされた「S580」が新たに設定される可能性があります。
マイバッハSクラスのワールドプレミアは、最速で11月19日に行われます。
(APOLLO)