■「5シリーズ」改良型譲りのLEDデイタイムランニングライトやスリムなヘッドレスト装備
BMWのコンパクト・クロスオーバーSUV「X3」改良型の頂点に君臨するハードコアモデル「X3M」プロトタイプがニュルに初出現、その様子をカメラが捉えました。
市場で最も売れているSUVの1台である現行型X3は、2017年に発売され、2020年終わりから2021年前半に改良型が登場予定となっています。一方、現行型X3Mは2019年に発売されたばかりですが、すでに大幅改良に着手されているようです。
ニュルで捉えたプロトタイプは、10月に目撃した「X4M」プロトタイプと同様に、フロントエンドとリアエンドががっちりとカモフラージュしています。改良型ではキドニーグリルが若干拡大されるほか、「5シリーズ」改良型に似たLEDデイタイムランニングライト、スリムなヘッドレストが装備されるようです。
リアエンドでは、テールライトの形状が変更される可能性があるほか、グラフィックも新しくなることが濃厚です。
キャビン内では、新しいトリムからレザーの組み合わせまでいくつかのアップデートがなされるはずです。
現行型と比較すると、BMW OS7.0インフォテインメントアーキテクチャの完全な統合を取得し、エントリーレベルのデジタルチョイスからハイエンドのBMWライブコックピットプロフェッショナルまで幅広く利用できるようになるといいます。
ベースモデルのパワートレインは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、2.0リットル直列4気筒ターボエンジン+電気モーターのPHVなどが引き続きラインアップされます。またX3Mでも最高出力473ps、最大トルク600Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンがキャリオーバーされる見込みです。
X3M改良型のデビューは不明だが、2022年内と予想されます。
(APOLLO)