■VWバンからインスパイアされ2018年に製作、アグレッシブなサイドスカートを装備
ポルシェは、これまで発表に至らなかった秘蔵モデルたちを「PorscheUnseen」と名付けられた本で紹介する予定ですが、そこに掲載される未発表モデルが順次メディアにプレビューされています。
そこで注目したのが、「Porsche New Vision Renndienst」(ポルシェ ヴィジョン・レンディエンスト)です。
2018年に製作されたこのモデルは、数十年前にポルシェが関与したVWバンからインスパイアされた未来的ミニバンです。流線型のエクステリアにダイナミックなキャビン、ミニバンとは思えぬアグレッシブなサイドスカートを装備しています。
フロントエンドには、ミニマリストのLEDヘッドライト、ラウンドしたノーズ、アグレッシブなコーナーエアインテーク、傾斜したルーフを装備。また足回りには5本のスポークアロイホイール、リアエンドには全幅のLEDライトバーなど随所にポルシェらしさがアピールされています。
キャビン内は公開されていませんが、中央のドライバーズシートと最大5人の乗客を収容できるモジュラートラベルキャビンを採用。パワートレインは電動化され、すべてのコンポーネントを床下に配置、広々とした空間を提供してくれるといいます。
このコンセプトモデルは、一見空想的にも思えますが、同社は「特徴的な表面モデリングを備えたポルシェDNAを、ブランドの未知のセグメントで表現しています」と述べています。
ビジョン レンディエンストは、2005年から2019年の間に製作された15種類にモデルの一つであり、「Porsche Unseen」で紹介予定ということです。
(APOLLO)