■新型はキャビン拡大によりユーティリティが向上
2015年8月に新開発プラットフォームを導入して登場した現行スズキ「ソリオ(SOLIO」。
ガソリンモデルに加え、HV、マイルドHVの3種類のパワートレーンが用意されており、全長×全幅×全高はそれぞれ3,710×1,625×1,745mm、ホイールベースは2,480mm。
車高が高いので、室内空間が広く、スライド式のリヤドアと相まって扱い易さに優れており、新車市場で約4割を占めている軽自動車と並んで売れ筋のコンパクトカーとなっています。
パワートレーンは1.2L直4 DOHC16バルブVVT仕様のK12C型エンジン(91ps/12.0kgm)にモーター(13.6ps/3.1kgm)を組み合わせたHV仕様で、マイルドHVは同エンジンに3.1ps/5.1kgmのモーターを組み合せています。
車両価格も148.6~227.3万円(2WD)とお手頃で、シリーズモデルの「ソリオ バンディット」の車両価格は198.0~226.2万円(2WD)となっています。
ちなみにこの「ソリオ」というクルマ、1997年に前身モデル「ワゴンRワイド」が登場。当時はワゴンRを拡幅した普通車でしたが、その後1999年に登場した後継モデル「ワゴンR+」が2000年に「ワゴンRソリオ」となり、さらに2005年に登場した後期モデルより「ソリオ」に改名。
そして2010年に登場した2代目から両側スライドドアを持つミニバン的なスタイリングとなり、2012年には専用デザインを採用した派生モデル「ソリオ バンディット」を追加設定。2015年に現在の3代目へと進化を遂げています。
そうしたなか、スズキの販売店では11月7日に情報解禁日を迎えたことから、新型の概要を紹介しています。
それによると、新型では基本的なボディスタイルは現行モデルを踏襲しているものの、エクステリアが全面刷新されており、姉妹車の「ソリオ バンディット」とのフロントマスク差別化がさらに鮮明になっています。エンジンは1.2L直4を踏襲。ボディは全長(+80mm)&全幅(+20mm)の拡大により、キャビンスペースが拡大。
装備面ではカラーヘッドアップディスプレイを上級グレードに採用すると共に、HDナビ画面を8→9インチにアップ(DOPでは10インチも用意)。安全装備では「アダプティブクルーズコントロール」を全車速追従タイプとしているほか、カーテンエアバッグを全グレードに装備している模様。
新型は11月25日に正式発表、12月早々に発売されるようで、すでに現行ユーザーを対象にした先行受注を開始しているようです。ちなみに、今回の発売モデルはマイルドHV仕様がメイン。
気になる車両価格に大きな変動は無いとみられ、乗降性に優れる後席スライドドアなど、ミニバン的な機能を豊富に備える新型「ソリオ/バンディット」の詳細情報が待たれます。
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