ホンダ・オデッセイが堂々たる存在感を放つフロントマスクに変身【新車】

■非接触でスライドドアを開閉できる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を標準化

ホンダ オデッセイ
マイナーチェンジでフェイスリフトしたホンダ・オデッセイ

以前お伝えしたように、ホンダ・オデッセイが予告どおりマイナーチェンジを実施し、2020年11月6日に発売します。

最大の見どころはフェイスリフトで、厚みのあるボンネットフードと大きなフロントグリルにより、顔つきの存在感がグッと高まっています。一方のリヤビューには、立体感のあるリヤコンビランプが用意され、メッキ加飾によりワイドでシャープな印象をもたらしています。

前後ウインカーにはシーケンシャルターンシグナルランプが標準装備され、車両の内側から外側に向かって流れるように点灯することで、先進的なイメージと優れた被視認性を確保。

ホンダ・オデッセイ
インテリアもデザイン変更を受けている

クオリティアップが図られたインテリアもポイントです。質感の高い加飾パネルがインパネのアッパーに配され、触り心地のいいソフトパッドを手が触れやすい位置に配置されるなど、デザインの変更が盛り込まれています。

メーターパネルは、高精細フルカラー液晶パネルが3.5インチから7インチに拡大され、アナログスピードメーターとの組み合わせにより、多彩な情報をわかりやすく表示。同時に十分な視認性が確保されています。

ほかにも、運転席側に収納式ドリンクホルダーが追加されたり、リッド付インパネアッパーボックスが新たに設定されたりするなど、ポケッテリアの充実化も図られています。

ホンダ・オデッセイ
「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を装備

快適、機能装備の強化もメニューとして盛り込まれています。

日本国内で初めての採用となる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」は、ドアノブに触れることなく流れる光に手をかざすことで、パワースライドドアの開閉が可能になる新機能で標準化されています。ホンダ初採用となる予約ロックの追加も朗報。パワースライドドアが閉まり切るのを待たずに、ドアクローズ後の施錠が可能となる機能で、こちらも標準装備されています。

加えて、輸入車やSUVなどでお馴染みになりつつある「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」も用意。リヤバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートの開閉が可能で、「EX」に装備されます。開閉途中のテールゲートの保持や、開く高さの設定変更もスイッチ操作により可能になり、人によって異なるさまざまなキックモーションに対応できるように感知センサーの検知条件などを見直し、使い勝手をさらに向上させたそうです。

ほかにも、サイドリフトアップシート/助手席リフトアップシートに「アブソルート」を新設定。簡単なリモコン操作でシートが車外の低い位置まで下降し、乗車、降車をサポートする仕様です。

ホンダ・オデッセイ
「ホンダ・センシング」に加わった「後方誤発進抑制機能」

安全装備では、「ホンダ・センシング」に、「後方誤発進抑制機能」が加わっています。後方に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏みこんだ際に、パワーシステムを抑制することで急発進を防止する機能。

用意されるボディカラーは、新色の「オブシダンブルー・パール」をはじめ、「スーパープラチナ・メタリック(4万4000円高)」「プレミアムスパークルブラック・パール(同)」「プレミアムヴィーナスブラック・パール(同)」「プラチナホワイト・パール(同)」 。

価格帯は、2.0L DOHC i-VTEC+2モーターハイブリッドの「e:HEV」が419万8000円〜458万円(FFのみ)。2.4L DOHC i-VTECが349万5000円〜392万9400円(FF/4WD)。リフトアップシート車は、358万2000円〜378万2000円です(FF/4WD)。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる