「エンジン、付いてる?」夏本あさみ×日産キックス【注目モデルでドライブデート!? Vol.45】

■静かなSUV。でも加速は滑らかで繊細

キックス
夕暮れの海辺にて

「海へ行こうよ!」

そんな彼女のリクエストに応えて、今日のドライブの目的地としたのは、夏の終わりの海。去りゆく夏を惜しみに行くドライブだ。

夏本あさみ
広いから着替えがラク!

「静かすぎない? エンジンが付いていないみたい」と彼女が助手席からボクに伝えた。そしてその表現はけっこう的を射ていると思う。

「e-POWER(イーパワー)」とキックスのパワートレインは、一般的にシリーズハイブリッドと呼ばれるもの。エンジンは電気を起こすことに徹し、そこで発電した電気でモーターを回して駆動力とするのが特徴だ。

キックス
エンジンで電気を起こして走ります

静かな理由は、そのシステムにある。エンジンは付いているけれど、常にかかっているわけではない。バッテリー残量が減らない限り低速走行中はほぼエンジンがかからないので、エンジンの気配がしないのだ。

夏本あさみ
「トランクも広いね」
キックス
静かな海。静かなクルマ。

速度を高めるとエンジンがかかることが多いけど、その時はタイヤからの音なども入ってくるからエンジン音が目立たない。エンジンを積んでいるけれど、本当は積んでいないんじゃないかとすら思う。

この静かさには本当に驚いた。

■魔法の絨毯みたい

夏本あさみ
夏も終わり

走行感覚だって、普通のエンジン車とはまるで違う。e-POWERはエンジンと駆動輪が機械的につながっておらず、すべての駆動力をモーターで作り出す。だから走行感覚は電気自動車と同じで、加速はスーッと滑らかで繊細。まるで魔法の絨毯に乗っているみたいだ(乗ったことないけど)。

反応が良くてアクセルを踏むとリニアに速度が増す感覚は、アクセルとタイヤが直結しているかのような気持ちよさがある。爽快感が凄いし「アクセルをひと踏みすれば惚れる」という日産のキャッチコピーにも納得だ。

夏本あさみ
「来年も来ようね」

「ちょっと遠回りして帰ろうか」と彼女。

ボクもそう思う。だって運転が楽しいから。(おしまい)

夏本あさみ
アッという間に陽が落ちて

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:夏本 あさみ/ヘア&メイク:東 なつみ/写真:ダン・アオキ)

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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