■ポルシェ市販EV第3弾。「PPE」プラットフォームを採用で2021年デビュー
ポルシェは、同社初となるEVクロスオーバーSUVを「マカン」に設定することを発表していますが、その初期開発車両をカメラが初めて捉えました。
初代となる現行型マカンは、2014年春から欧州で、同年後半から日本で発売されており、現在改良型を開発していますが、今回捉えたプロトタイプは次世代型マカンの初期テスト車両となります。
ポルシェにとってフルEVモデルは「タイカン」で始まり、「タイカン クロスツーリスモ」が第二弾、そして第三弾としてマカンEVが投入されます。
テストラックで悪天候の中、望遠カメラで捉えたプロトタイプは、タイカンに似たヘッドライト、トリムでマスキングされたBピラー後部のアーチ型ルーフライン、アクティブリアウィングを装備していることがわかります。
リアエンドには新グラフィックのテールライト、新設計されたテールゲートが確認できるほか、フェイクのツインエキゾーストパイプも見てとれます。またタイカン同様に左右のリアフェンダーに充電口を配置している様子も伺えます。
次世代型では車名を含め、ICE搭載(ガソリン)マカンといくつかの類似点を共有しているにも関わらず、EVモデルのアーキテクチャには、アウディと共同開発した全く新しい「PPE」(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用、今後VWグループと共有していきます。
EV仕様は謎のままですが、以前に4モーターEVクロスオーバーのテストされているのが明らかになっており、マカンEVに採用されるか注目されています。次世代型では市場により需要が異なるため、EVとICE搭載モデルを数年間並行して販売する予定です。
ワールドプレミアは、最速で2021年内で、生産はライプツィヒ工場で行われることが確定しています。
(APOLLO)