■アリアからの流れをくむデザインに従来のエルグランドのデザインが融合
日産はフラッグシップ・ミニバン「エルグランド」改良型を発表したばかりですが、次期型に関する情報を入手、予想CGを制作しました。
初代エルグランドは1997年に「高級ミニバン」として登場。その後登場したトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」に大きな影響を与えました。しかし2002年にアルファードが登場すると徐々に立場が逆転、現在は大差をつけられている状況です。また、その流れによる経営不振から現行モデルで廃止となる可能性も噂されています。
しかし入手した情報では次期型の開発に着手されている様子です。
期待されるエクステリアは、張り出しとキャラクターラインが大胆かつグラマラスなサイドデザインが特徴となり、アンダーまわりもフロントからサイド、リアを取り巻くメッキ処理で高級感が演出されます。フロントデザインは、アリアからの流れをくむデザインに従来のエルグランドのデザインが融合され、押し出し感たっぷりの迫力ある印象のなかにもシャープなイメージが演出されると予想しました。
満を持して投入される次期型の注目は、360°の安全を提供する「全方位運転支援システム」「プロパイロット2.0」などの安全装備の充実です。同社フラッグシップミニバンというのに、これまで搭載されていなかったのが不思議ですが、これらの装備で再起を図ることになるでしょう。
また、ハイブリッドモデルの不在がアルファードに差を付けられた要因の一つとも考えられますが、ついに「e-POWER」を手に入れることになりそうです。
予想されるパワートレインは、2.0リットル直列4気筒エンジン+電気モーターを搭載、最高出力190ps程度が見込まれ、JC08モード燃費はアルファードを大きく超える24km/Lと予想されています。
現行モデルで廃止か、次期型で再起を図るか、現段階で断定はできません。ただし次期型が登場した場合、もはや失敗は許されない状況であり、これが最終対決となる可能性もありそうです。
開発が順調にすすめば、2023年あたりに登場となるでしょう。
(APOLLO)