■リアへ流れる長いルーフと2枚のドアにより、Aピラー後方に大きな違い
BMWは新型「4シリーズ」に続いて、派生オープン4シリーズ カブリオレ」を発表したばかりですが、新たに「グランクーペ」の発売が確定となりました。
グランクーペは、2ドアの4シリーズ・クーペに対し、4ドアのラグジュアリー版となります。
2020年5月にはニュルブルクリンク高速テストの様子を捉えていましたが、最新のプロトタイプはこれまでで最もカモフラージュが軽く、メガ・キドニーグリルがはじめて露出、コーナーエアインテークの形状もうっすらと浮かび上がっています。
グランクーペでは、リアへ流れる長いルーフと2枚のドアによりAピラー後方に大きな違いが見られます。プロトタイプからは、上向きにスイープするベルトライン、i4を反映するフラッシュマウントドアハンドルも確認できます。
またスタイリッシュなテールライト、スポーティなデュアルエキゾーストシステムなどクーペと共有しますが、実用性の高いリフトゲートで差別化されます。
キャビン内では、最新の3シリーズと同じレイアウトが予想され、12.3インチのデジタルクラスタ、10.25インチのインフォテイメントシステムなどを搭載すると思われます。
パワートレインは1.5リットル直列3気筒ターボエンジン、最高出力258psを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン、最高出力388ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンのほか、プラグインハイブリッドも予想され、直6モデルは、0-100km/h加速が5秒以内が予想されます。
これまでのレポートでは3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する「M4グランクーペ」の初設定が噂されており、登場すれば最高出力500ps以上、最大トルク598Nmのパフォーマンスが期待できそうです。
また、さらなる強化モデル「コンペティション」も期待できそうです。
(APOLLO)