ドライブレコーダー内蔵のDシリーズなど最新のデンソーテン「AVN」モデルが登場

■ドライブレコーダーは「AVN」の大画面を生かしたインターフェース、映像再生が可能

「ECLIPSE」ブランドとして1995年に市販ナビ市場に参入したデンソーテン(旧富士通テン)は、オーディオ、ヴィジュアル、ナビを一体化したモデルをリリースしてきました。2016年からは「AVN」にドライブレコーダーを内蔵した、前後同時記録ができる「録ナビ」を発売して以来、ユーザーから高い評価を得て、ロングセラー商品になっているそう。

デンソーテン
デンソーテンの「AVN」に最新モデルが登場

このほど、デンソーテンは、ドライブレコーダーを内蔵した「録ナビ」をはじめとする「ECLIPSE(イクリプス)」カーナビゲーションシステム「AVN」の3シリーズに最新地図データを搭載し、11月上旬から発売します。

Dシリーズは、あおり運転や追突事故など車両後方に関する不安を軽減。前方カメラと同様に「常時記録」「イベント記録」「手動記録」の3つの記録に対応しています。また、カーナビやスマホの画面で撮影画像を確認可能で、もしもの時にすぐ見たい、風景の撮影後にすぐ見たい、後で思い出に浸りたいといった様々なニーズを、画像、地図、リストの3タイプの選択画面で対応。

また、「AVN」の大画面を生かしたインターフェース、直感操作で映像の再生が可能です。

ドライブレコーダーは、200万画素カメラと1/2.7型CMOSイメージセンサーが搭載され、フルHDによる高画質で視認性の高い映像が表示できます。また、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」合成技術により、逆光や夜間に発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、光と影を鮮明に記録。

取り付けは、フロントガラスにカメラを取り付けるだけ(本体・カメラ分離型)で良好な視界を確保します。ドライブレコーダー本体をAVNに内蔵すると共に、GPSアンテナやマイクをAVNと共用しているため、追加で取り付けるのは付属の小型カメラのみ。

Dシリーズ、Rシリーズ、Pシリーズに共通する特徴として、ナビとオーディオで最も必要とされる情報を精査し、1画面にレイアウトされています。ルートガイドに必要な道路や文字を目立たせつつ、シンプルで見やすい画面に仕上げられたそう。

さらに、動画を再生しながらのナビ操作など高負荷がかかる処理もトリプルコアCPUがスムーズに担い、地図のピンチ操作(拡大・縮小)では滑らかな縮尺切り替えや、メニュー画面では軽快な操作でページの切り替えができます。

光透過率が高く画質に優れ、かつ高耐久の静電容量式タッチパネルが採用されています。光沢パネルにすることで、ひときわ色鮮やかな画面になり、引き締まった黒が画質のメリハリ感をアップさせます。他にも、Bluetooth接続などの複雑な操作もイラストなどで表記され、視覚的にわかりやすくサポートします。

デンソーテン
デンソーテンの「AVN」最新モデル「R」シリーズ

また、手持ちのスマホ(予めAVNとWi-Fi接続が必要)を介して「AVN」とセンターサーバーをつないだ「つながるサービス」も提供されます。

Dシリーズ(ドライブレコーダー内蔵)は、「AVN-D10」「AVN-D10W」の2モデル。Rシリーズ(ベーシック)は「AVN-R10」「AVN-R10W」の2モデル。Pシリーズ(特定販路向け)は「AVN-P10」「AVN-P10W」。価格はいずれもオープンです。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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