■最高出力302psを発揮する全輪駆動モデルの追加発売も濃厚
VWは2020年9月23日に新型EVクロスオーバーSUV「ID.4」をワールドプレミアしたばかりですが、そのクーペバージョンを開発していることが確定、プロトタイプをカメラが捉えました。
「ID.」は電動モデルに特化したVWのブランドで、ID.4はEVコンパクトハッチ「ID.3」に続く「ID.」ファミリー第2弾となるモデルです。
捉えたプロトタイプは、キアの「タイガーノーズ」を模したグリルを装着、センターキャップの代わりにセンサーを備えるシルバー/ブラックのホイールを装備しています。
ID.4との最大の違いは後部にあります。ルーフラインはわずかに低く、急傾斜のリアウィンドウと小さなリアデッキに向かって先細になっているほか、サードブレーキを備えるデッキリッドスポイラーが装着されています。
バンパーディフューザーも確認できますが、開発途中のため最終デザインは不明です。
EVパワーユニットはID.4と共有、82kWhバッテリーパックを搭載、シングルモーターにより最高出力201ps・最大トルク309Nmを発揮。EPA航続は402km(250マイル)と予想されます。0-100km/h加速は8.5秒、最高速度は160km/h(電子制御)ですが、クーペバージョンでは少し向上する可能性があるでしょう。
さらに、発売数カ月後にはより強力な全輪駆動バージョンの発売が濃厚で、そちらは最高出力302hpのデュアルモーターを搭載すると思われます。
市販型の車名は「ID.4クーペ」「ID.4 GTX」「ID.5」などが有力候補となっています。
(APOLLO)