■次世代EV前、最後のアップデート。Sport Designパッケージが標準装備
ポルシェのエントリー・クロスオーバーSUVであり、ベストセラーモデルの一つでもある「マカン」。次世代モデルにフルエレクトリックモデルの設定を発表していますが、世代移行前に最後の大幅改良が施行されることがわかりました。
捉えた改良型プロトタイプのヘッドライトにはダミーステッカーが貼られており、アップデートされることが濃厚です。
2台のプロトタイプには「Sport Designパッケージ」のサイドミラーが装着されていることから、改良モデルではすべてのグレードに標準装備される可能性がありそうです。
リアエンドではリフレクターの位置を変更、まったく新しいバンパー、円形クワッドエキゾーストパイプを装備していることも確認できます。
激写した車内には、無数のボタンがタッチセンサー式コントローラーに置き換えられ、大型ディスプレイは最新のボタンレスレイアウトに新設計、「パナメーラ」改良型に似たステアリングホイールも見てとれます。
さらにインフォテイメントシステムと、デジタルクラスタのアップグレードも期待できるでしょう。
パワートレインの情報は入っていませんが、1つないし2つの新たなエンジンの追加も予想されています。
現在ポルシェは改良型と併行して、アウディと共同開発する「PPE」(Premium Platform Electric)アーキテクチャに乗るマカンEVにも着手しています。
仕様は謎のままですが、以前にクワッドモーターEVクロスオーバーのテストが発覚しており、マカンEVに採用されるか注目されています。
マカンは同社の重要モデルの一つであり、近い将来「マカン」の名を共有する2つの全く異なるバージョンを設定することになります。
改良型のデビューは、2021年後半から2022年前半と予想されます。
(APOLLO)