トヨタ・ヤリスクロス良いなぁ~!ヤリスとの違いは?買うならドレ!?大井貴之ならガソリンAWDを選ぶワケは?

■水害時等のぬかるみ脱出ならガソリンAWDがより強い味方になる

●スタイルもオシャレ~で視認性も良し。ヤリスクロスはニジュウマル!

ヤリスクロス大井貴之試乗
話題のヤリスクロスをRacingYouTubeR大井貴之が動画と共にレポート!

ど~も! 楽しく安全に走るためのドライビング伝道師、Racing YouTubeRの大井貴之です。

今回は話題の「YARiS CROSS(ヤリスクロス)」試乗を動画と共にレポートします。

新しく登場したヤリスクロスは、その名の通り今年2020年2月に登場したヤリスのクロスオーバーSUVバージョンです。

ヤリスクロスとヤリス
ヤリスクロスとヤリスを比較してみると…。

ヤリスと同様の新型プラットフォームを採用してはいますが、5ナンバーサイズに収められているヤリスに対し、全長4180mm(+240mm)、全幅1765mm(+70mm)、全高1590mm(+75〜90mm)という立派な3ナンバーサイズ。

このクルマ、デザインも設計もヨーロッパ生まれ。ボディサイズを見てもヨーロッパ仕様がベースとなっていると思われます。流石はヨーロッパ生まれというカッコ良さ。カローラスポーツ、ヤリス…、最近のトヨタはカッコ良さに目覚めた印象です。

ヤリスクロス外観
前・後・真横・斜め7:3。最近のトヨタはスタイリングも良くなったよね。

搭載するエンジンは、ガソリンもハイブリッドもすべて1.5Lの3気筒。120ps /6600rpm、145N・m /4800〜5200rpmを発揮するガソリンエンジン仕様と、91ps/5500rpm、120N・m/3800〜4800rpmとエンジン出力は控えめですが、80ps、141N・mを発揮するモーターがアシストするハイブリッドモデル(ハイブリッドの4WDモデルE-Fourのリヤモーターは5.3ps、52N・m)という2種類。それぞれに2WD(FF)と4WDが用意されています。

●ドラポジもメーター視認性もバッチリ、コレとっても大事です!

テスター・大井貴之
ドライビングポジションがピッタリとれるということは、物凄く大事なことですヨ!

試乗した第一印象は、ドライビングポジションが素晴らしい! 先代のヴィッツとは比べ物にならないレベルで調整が可能になったチルト・テレスコ機能によって、快適なドライビングポジションにセットすることが出来るようになりました。

ヤリスクロス・メーター
視認性バッチリ!

ステアリング自体の感触も高級。メーターの視認性も視界もスイッチ類の操作性もしっかり作り込まれている印象。

ヤリスクロス・コクピット
コクピット全体はこんな感じ。オシャレ感もありです。

剛性の高いボディによって乗り心地もしなやか。後席も含めて出来の良いシートによって、更に快適な乗り心地。どの席に座っていたとしても長時間の移動が苦にならないでしょう。これはもう、格段の進化です!

ちょっと贅沢を言ってしまうと、外部からの遮音は悪くないものの、加速時のエンジン音とザラザラな路面のロードノイズは若干大きめに車内に侵入して来るのが気になります。あと、ステアリングフィールにもうちょっとしっかり感が欲しいところです。

●ガソリンかハイブリッドか、FFかAWDか!? ン~悩ましい

ヤリスクロス・ガソリンエンジン
ヤリスクロスのガソリンエンジン。

皆さん気になっているであろうガソリン車とハイブリッド車はどうか。

その価格差は約40万円。1.5Lの3気筒エンジンはダイレクトシフトCVTの活躍もあって軽快に走ってくれます。しかし、ハイブリッドに乗ってしまうと…ハイブリッドが欲しくなります。

ヤリスクロス・ハイブリッド
ヤリスクロス・ハイブリッドのエンジン。

ハイブリッドの一番の魅力は、発進のスムーズさ。ガソリン車もちっとも悪くはないのですが、ハイブリッドは更にスムーズで静か。高速道路の合流や上り勾配ではハイブリッドが本領発揮! 乗り比べてしまうとその差は歴然。40万円近い価格差は小さくないけれど、5年乗ると考えたら年8万円に満たないと前向きに考えてしまいます。何だかトヨタの思う壺な感じがしますが。

そしてもうひとつ、2WDか4WDか!? 価格差は23万1000円。SUVをデザインで選ぶなら2WDが経済的。

と言いながらワタシは東京在住ではありますが、4WDを選びます。

最近の日本は災害が多発しているじゃないですか。いざという時のことを考えたら4WDです。2WDに較べて燃費は落ちますが、その差は10%以下。

悪路テストコース
浮いてます、浮いてます、怖いです!!

今回の試乗会場にはヤリスクロスの4WD性能を体験出来る特設コースが用意されていましたが、片輪がツルッツルで滑りまくっても、大丈夫なの!?って角度の台に片輪だけ登ってタイヤが浮いちゃうコースも楽々クリア!

ここにもうひとつ選択肢。ヤリスクロスの4WDはハイブリッド車とガソリン車でシステムが違うのです。ハイブリッドは2WDと同じモーターアシスト付きのFFユニットとは別に、リヤのみを駆動するためのモーターが付く、前後を繋ぐプロペラシャフトが存在しないE-Fourと呼ばれるシステム。

モードスイッチ
走行モードはココで変更します。

それに対してガソリン車はAWD。エンジン出力をプロペラシャフトを介して後輪に分配するオーソドックスな4WD。

システムが違っても、2WDと4WDの価格差は23万1000円。必要な時だけ後輪に駆動力を発生させるE-Fourに対し、AWDは燃費的に不利ですが、厳しい4WD試乗コースの走破性は圧倒的と言えるレベルの差でAWD。雪の多いエリアで使うならガソリン車のAWDをおススメします。

このクルマ、とにかく一度乗ってみることをおススメします。あ、その前に動画を観てくださいね。

(レポート:Racing YouTubeR大井 貴之/画像:前田 惠介/動画:クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo./アシスト:永光 やすの

【関連リンク】

クルマで遊ぼう! 大井貴之のSports Driving Labo.
https://www.youtube.com/channel/UChshnsP0z2NQyY4y-3bqXcg

この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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