■500X クロスをベースにした150台限定車
ジープ・レネゲードと同じプラットフォームを使うものの、まったく異なるムードを醸し出しているのが「Fiat 500X(フィアット・チンクエチェントエックス)」。Fiat 500よりもサイズは大きくても同ファミリーであることを感じさせる内・外装をまとっていて、デザイナーの高い力量を想像させます。
その500Xに、ブルーのマット塗装をはじめ、18インチアルミホイールを履く限定車「500X Indigo(インディゴ)」が設定され、2020年10月3日(土)から150台限定で販売されます。
Bセグメントとしてはやや大きめな、全長4280×全幅1795×全高1610mmというボディサイズをもつ500X。大人4人がゆったりくつろげるキャビンや広めのラゲッジなどが美点です。
限定車「500X インディゴ」は、マットカラーの特別なボディカラーやアルミホイールを備えることで、ひと味違った個性を醸し出しています。なお、国産BセグメントSUVのブランニューモデルであるヤリスクロスは、全長4180×1765×全高1590mmで、全長・全幅共に500Xはちょっと大きめ。
ボディカラーには、デニムをイメージしたマットジーンズブルーが使われていて、光沢感を抑えたマットの淡いブルーがモダンな雰囲気を演出。足元には、標準モデルより1インチサイズアップされた18インチアルミホイールが目を惹きます。
適度な開放感が得られるインテリアには、ボディとコーディネートされたブルーのインパネを採用。ブラックを基調とした落ち着いた車内に、鮮やかなアクセントが付加されています。
この「500X インディゴ」は、以前お伝えしたように、新グレードの「500X クロス」がベース。LEDヘッドライトやブラックレザーシート、アンビエントランプ、アダプティブクルーズコントロールなど、ベース車同様に高い機能性や快適性を備えた装備が標準で装着されています。
搭載されるパワーユニットは、1331ccの直列4気筒ターボユニットで最高出力は151ps。必要十分なパワーと13.4km/L(WLTCモード)の低燃費を両立。
日本の狭い道路事情でも比較的取り回ししやすく、使い勝手の高い5ドアボディを採用する500X。「500X Indigo」の車名が示すとおり、鮮やかなマットジーンズブルーをまとったカジュアルな雰囲気が魅力。価格は347万円です。
(塚田勝弘)
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