BMW X3 PHV改良型のデビューは2021年後半。PHVモデルとしての完成形に

■初の大幅改良で出力やEVモード航続距離が進化

BMWは現在コンパクト・クロスオーバーSUV「X3」改良型を開発していますが、そのプラグインハイブリッド(PHV)モデル開発車両をカメラが初めて捉えました。

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BMW X1 PHV 改良型プロトタイプ

2004年に登場した初代X3は日本でも人気モデルに成長、第2世代が2011年に発売され、現行型第3世代は2017に登場、これが初の大幅改良です。一方PHVは2020年に世界市場で発売されたばかりですが、ベースモデルに合わせ大幅改良となります。

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BMW X1 PHV 改良型プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、フロント&リアエンドをがっちりとカモフラージュ。おそらくキドニーグリルがワイド化され、エアインテークがスリムなデザインに変更されると予想されます。また刷新されるコーナーエアインテークの一部が見てとれるほか、フロントドアには「Hybrid Test Vehicle」のステッカーも確認できます。

キャビン内ではソフトウェアやインフォテイメントシステムを更新するほか、ギアセレクタとiDriveコントローラーが新デザインになる可能性があるでしょう。

パワートレインは、最高出力184hpを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+電気モーターで、システム合計292hpを発揮、0-100km/h加速6.1秒のパフォーマンスを持ちます。キャリーオーバーされる「xDrive30e」に搭載される新世代PHVシステム「BMW eドライブ」はさらなる進化を見せると思われ、パワー、EVモードの航続などが向上すると予想されます。

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BMW X1 PHV 改良型プロトタイプ

またEVモード時の最高速度を引き上げる「MAX eドライブ」モードも改善されると言われており、PHVモデルとしてより完成されることを期待したいものです。

X3改良型のワールドプレミアは2021年後半で、PHVモデルは2022年後半あたりになると思われます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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