三菱エクリプス クロスがビッグマイナーチェンジでPHEVを追加。サイズ的にも車格的にもPHEVがより身近な存在に【新車】

■フロントマスク、リヤまわりのデザインを大幅に刷新

三菱自動車が2020年7月27日に発表した2020-2022年度の中期経営計画「Small but Beautiful」では、同社が強みを持つ地域、商品に経営資源を集中投資すると明らかにしています。

さっそく、同計画が日本市場で具現化されます。2020年9月17日、ミドルサイズのクロスオーバーSUVであるエクリプス クロスに、すでにアナウンスされていたとおりPHEVが追加されます。さらに、デザインも一新すると発表しました。新型エクリプス クロスは、2020年度内の発売予定です。

三菱エクリプスクロス
マイナーチェンジを受ける三菱エクリプス クロス

アウトランダーとRVRのプラットフォームを改良して仕立てられたエクリプス クロスは2017年に登場。スタイリッシュなフォルムでありながら、十分に実用的といえるキャビンやラゲッジスペースなどを備えています。

三菱エクリプス クロス
現行エクリプス クロスの外観

今回のマイナーチェンジでは、フロントマスクやリヤまわりのデザインが大幅に変更され、上質感を高めながらクーペSUVならではの流麗なフォルムが追求されているそう。

新型エクリプス クロスのデザインについて、デザイン本部長の渡辺誠二氏は、「この新しいデザインは、MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPTのエッセンスを採用し、従来から持つ力強さやダイナミックさをキープしながら、クーペSUVらしい流麗さやエレガントさを強化しています。同SUVを新しい三菱デザインの第一弾として位置づけています」とコメント。

三菱アウトランダーPHEV
三菱アウトランダーPHEVのブラックエディション

PHEVの導入は、アウトランダーPHEVに続く2モデル目。アウトランダーPHEVは、2013年の発売以来グローバルで累計26万台以上を販売していて、プラグインハイブリッドで世界最多販売台数を誇っています。高級車顔負けの高い静粛性やスムーズな走りなどがアウトランダーPHEVの強みであり、アウトランダーPHEVで培われたPHEVシステムをエクリプス クロス専用に最適化して搭載されます。

エクリプス クロスPHEV(車名はまだ明らかにされていませんが)は、サイズはアウトランダーPHEVよりも小さくなり、価格面でもより手が届きやすくなるはずですから、エクリプス クロスの拡販とイメージアップにつながるはず。なお、現行エクリプス クロスのボディサイズは、全長4405×全幅1805×全高1685mmとなっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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