■「e-BOXER」仕様の出力、トルク、カタログ燃費はXVと同値
「SUBARU GLOBAL PLATFORM」第1弾として登場した現行5代目インプレッサ。2020年9月17日に一部改良を受けて、いわゆるE型にアップデートされました。なお、発売は10月8日の予定。
今回のインプレッサの一部改良は、比較的大がかりな改良になっています。主力の5ドアハッチバック(スポーツ)にハイブリッドの「e-BOXER」が搭載された「Advance」「2.0e-L EyeSight」を追加。さらに、スポーティグレードであり、最上級グレードでもある「STI Sport」が新たに追加され、選択肢が大幅に拡充されています。
今回の一部改良でインプレッサスポーツは、ポート噴射の1.6Lエンジン、2.0L直噴エンジンに加えて、2.0L直噴エンジン+モーターの「e-BOXER」をラインナップ。さらに、2.0L直噴エンジンを積む「STI Sport」が加わったことになります。
「e-BOXER」搭載仕様は、最高出力145ps/6000rpm・最大トルク188Nm/4000rpmを発揮する2.0L水平対向4気筒直噴エンジンに加えて、10kW(13.6ps)/65Nmのモーターにより、低速域からスムーズで力強い走りが得られます。エンジン、モーターのスペックはXVの「e-BOXER」と同値。インプレッサスポーツの「e-BOXER」仕様はWLTCモード燃費が15.2km/Lで、こちらもXVと同じになっています。
価格は、従来からある「1.6i-L EyeSight」の2WDが200万2000円、AWDが222万2000円。「1.6i-S EyeSight」の2WDが224万4000円、AWDが246万4000円。2WDのみになる「2.0i-L EyeSight」が224万4000円。新グレードで「e-BOXER」の「2.0e-L EyeSight」が256万3000円(AWDのみ)。
同じくe-BOXERの「Advance」が278万3000円(AWDのみ)。最上級の「STI Sport」は2WDが270万6000円、AWDが292万6000円です。
ハイブリッドである「e-BOXER」仕様と、スポーティグレードの「STI Sport」の追加は、まさに待望といえる新グレードであり、国産Cセグメントモデルでの競争において確かな強みになります。
(塚田勝弘)