マセラティ新型SUVの名称は「グレカーレ」に決定。グランツーリスモは完全EV化

■「レヴァンテ」の下に位置し、ポルシェ「マカン」をライバルに

マセラティは、新型コンパクト・クロスオーバーSUVと「グランツーリスモ」次期型のティザーイメージを公開しました。

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マセラティ グレカーレ ティザーイメージ

新型SUVの名は「Grecale」(グレカーレ)と決定、「地中海の猛烈な北東風」にちなんで命名され、「ブランドの発展において重要な役割を果たす」と語っています。

ポルシェ「マカン」のライバルとなるグレカーレは「レヴァンテ」の下に位置し、「ジョルジオ」プラットフォームを採用、アルファロメオ「ステルヴィオ」と多くのコンポーネントを共有する予定です。近い将来、「ステルヴィオ」や「ジュリア」なども生産するイタリアの「Casino」工場で生産されるといいます。

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マセラティ グランツーリスモ ティザーイメージ

公開されたティザーイメージでは、鋭いノーズ、丸みを帯びたヘッドライト、丸みを帯びたクーペルーフなどが見てとれます。パワートレインは不明ですが、内燃機関や電動モデルがラインアップされる可能性が高いでしょう。

一方、「グランツーリズモ」次期型はフルエレクトリックモデルとしてデビューすることが濃厚です。

FCA(フィアット・クライスラー・オートもティブ)では、マセラティブランドへ莫大な投資を行っており、2024年末までに13機種以上の新型モデルを投入する予定で、グランツーリズモはその中の1台となります。

ティザーイメージに記されているようにデビューは2021年となり、オープントップの「グランカブリオレ」やEVバージョンもカードに含まれているといいます。

次期型はグランツーリズモ/グランカブリオレ共にモデナで開発・設計され、トリノのマセラティ工場で生産されるようです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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