■中国ホンダ初のプラグインハイブリッド搭載モデル「CR-V PHEV」も出展
ホンダは、お膝元である日本ではHonda eを発売し(2020年9月15日時点で注文受付数が第一期の販売予定台数に達したため、注文を一時停止中)、米国ではGMとタッグを組み、GMが開発したグローバルEVプラットフォームと独自の「Ultium(アルティウム)」バッテリーをベースに、ホンダ向けの新型EVの2モデルを共同開発することを新たに合意したと発表済みです。
そんな中、ホンダは北京で9月26日のプレスデーを皮切りに開催予定の「2020年北京モーターショー」において、中国で初となる将来の同ブランドEVの量産を見据えて、その方向性を示すEVコンセプトカーを世界初公開すると発表しました。
四輪ブースでは、ほかにも中国ホンダとして初となるプラグインハイブリッド搭載モデルのCR-V PHEVや各種電動化モデル、新型量産モデルなどを展示する予定だそう。また「Acura」ブースでは量産モデルがなり中心に、同社の二輪ブースではFUNモデルを中心に出展するとしています。
国策としてEVの普及を目指している中国。テスラがEV市場ではシェア1位で、BYDやSAIC(上海汽車)の地元勢のほか、BMWやフォルクスワーゲンなどのドイツ勢もEVの現地生産を含めた投資を加速していています。一部報道ではトヨタも中国でのEV生産を検討しているとのこと。
バッテリーEV(100%EV)は、未だに各種の補助金がないと商売として成立していないのも現状ですが、各メーカーから多彩なEVが続々と登場するはずです。
(塚田勝弘)