幻の国内向け260Zも! 新型フェアレディZを前に歴代Zを振り返る【初代・S30Z編】

■初代フェアレディZ(S30)はアメリカ市場を狙ったクルマだった

日産フェアレディZが近々7代目にシフトすると発表され、プロトタイプが公開されました。
前回クリッカーでは新型登場を前に、全6世代を一挙紹介しましたが、今回はその初代モデルについて、当時の写真(一部新撮)&資料とともに詳しく解説していきます。

■初代フェアレディZ、颯爽登場!(1969(昭和44)年10月・S30/PS30型)

初代フェアレディZ 1969(昭和44)年10月
初代フェアレディZ 1969(昭和44)年10月

「1970年代」という新しい時代を迎える直前の、1969(昭和44)年10月18日に発表されました。
ロングノーズ&ファストバックの2人乗りスポーツクーぺとしてスタート。
ライバルはトヨタ2000GTですが、もともとはアメリカ市場の開拓をめざし、後年に「ミスターK」で親しまれた故・片山豊氏が、アメリカ赴任時代に東京の日産本社に発案して生まれたクルマです。
この頃とて日産もアメリカにクルマを輸出していなかったわけではありませんが、いかんせん当時の日産はアメリカ市場での存在感が希薄で、シェア拡大をめざすならいっそスポーツカーでという仕切り直しの意味もありました。

「ポルシェ並みの高性能を安価に」という思想で完成したクルマは、「ニッサンフェアレディZ」と命名されました。「フェアレディ:fairlady」は、おおよそスポーツカーの名には似合わない「貴婦人」の意ですが、これは「ダットサンフェアレディ」の名跡を継いだもの。最後の「Z」は、「Z」が「X」「Y」と並ぶ未知数のひとつであり、アルファベット最後の文字であること、そしてこのクルマのイメージである「未知な可能性と夢のある車」「究極を目指す車」を象徴することとして付与されました。輸出名称は、アメリカ人には「ダッツン・ズィー」の発音で親しまれた「DATSUN240Z」です。

ダットサンフェアレディ
ダットサンフェアレディ
ダットサンフェアレディ 2000ハードトップ
ダットサンフェアレディ 2000ハードトップ

ところで初代Z のボディは、前身のフェアレディがオープン型主体だったことを忘れたかのように、クローズドボディに1本化。
当初フェアレディは、ソフトトップのオープンモデルで発進し、後にハードトップ車も追加しましたが、オープン型は見た目にはカッコよくとも実用上は不便なことが多く、フェアレディも多くが幌ないしハードトップで使われたこと、オープン状態であれ幌状態であれ、この頃発達し始めていた高速時代にあっては必ずしも快適ではなくなる・・・この2つの理由から、このZではクローズドボディに決め打ちされたのです。だいたい、ロングノーズの鼻先を低く、そして空気を上下に切り裂くように鋭くしたこと自体、空気抵抗がよりものをいう高速走行に重点を置いていることを示しているわけで、その意味からもクローズドタイプ一択は当然のことでした。もっともこれは初代Zに限っての話で、2代目以降はオープンに近いTバールーフやカブリオレなどがラインナップに加わるのですが・・・。

FRP製ヘッドランプベゼル
FRP製ヘッドランプベゼル。

さて、外からのスタイリングで見る者すべての目に「Z!」イメージを焼きつけたのは、ヘッドライトの造形でしょう。ロングノーズ両脇に、やや埋め込むように配された規格型の丸ライト。このランプ周囲のベゼル、フード側から下面にかけてエンボス(逆ぞり)形状になっており、とうてい鉄板プレスで量産できる形状ではありません。ひと品ひと品を手で叩いて造れば話は別ですが、(特にアメリカで)安価に売りたいこと、そのためには量産が必須であることから、この部分はFRPで造られることになりました。手間と時間のかかる鉄フェンダーの手造り工程が、各工程タイムが秒刻みで決められる(タクトという)ライン生産になじむはずはありませんが、複雑な造形でもベゼルだけFRP製にすれば対応可能・・・別工程での完成済みFRPベゼルを並べておけば生産ラインに乗せられる道理です。本来ならフェンダーパネルと一体にしたかったはずのこの部分が別体になっているのは、このような製造上の都合があったからです。

3連メーター
「Z-L」「Z432」は、左のアナログ時計がストップウォッチ付となる

インテリアで目を引くのは、インストルメントの中央上に鎮座する3連メーターです。時代や車種によりけりで中身は多少異なりますが、左から時計、電流/燃料計、水温/油温計を運転席に向けてレイアウト。視認性も去ることながら、インテリアがブラック基調なのと相まって、ドライバーを「ヤル気にさせる」演出として抜群の効果がありました。Z前後にも3連メーターのクルマはありましたが、インパネ上面からややアタマを突き出しているところがZオリジナル。
スピードメーターの目盛が通常の「0km/h」からではなく、「20km/h」から始まるのも初期Zだけです。

フェアレディZ432
フェアレディZ432(東京モーターショーでの出品時)
初代フェアレディZ 1969(昭和44)年10月
Z432の運転席

エンジン排気量は2Lのみながら型式は2種で、標準型の「Z」「Z-L」に載せた130psのL20はセドリックに積まれていたものです。よりホットな「Z432」には、当時のスカイラインGT-R(ハコスカ)から持ってきた160psのS20型を搭載。とはいえ、完全に同じわけではなく、シリンダーブロックやオイルパン、キャブレターに排気管などの主要パーツは別もので、Z432用にアレンジされています。

 

フェアレディZ432R
フェアレディZ432R(当時の日産ギャラリーでの発表会)
フェアレディZ432R
フェアレディZ432R

Z432には競技車両ベースの「Z432R」がありました。こちらはボディ鋼板を薄くし、ボンネットはFRP製にした上にリヤウインドウもアクリル樹脂化。室内はラジオもなければヒーターもなし・・・徹底した軽量化のためなら快適装備すら剥ぎ取る代わり、モータースポーツでの勝利を約束したZ432Rなのです。

ところでこの「432」という怪しげな数字、別に何かの開発コードでもなければ、途中でやめたカウントダウンでもなく、これは「4バルブ」「3つのキャブレター」「2本のカムシャフト」を意味しています。

どの車種も4MTまたは5MTだけでしたが、後に3AT車も追加されました。

【スペック】日産フェアレディZ-L(S30型・5MT・1969(昭和44)年10月)
●全長×全幅×全高:4115(カスタムキット付は4135)×1630×1285mm ●ホイールベース:2305mm ●トレッド 前/後:1355/1345mm ●最低地上高:160mm ●車両重量:995kg ●乗車定員:2名 ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:6.45H 14-4PR ●エンジン:L20(水冷直列6気筒 SOHC) ●総排気量:1998cc ●圧縮比:9.5 ●最高出力:130ps/6000rpm ●最大トルク:17.5kgm/4400rpm ●燃料供給装置:横向き可変ベンチュリー(SU型) ●燃料タンク容量:60L ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/リーディングトレーリング式 ●車両本体価格(当時・東京価格):93万円(カスタムキット付は108万円)

【スペック】日産フェアレディZ432(PS30型・5MT・1969(昭和44)年10月)
●全長×全幅×全高:4115×1630×1290mm ●ホイールベース:2305mm ●トレッド 前/後:1355/1345mm ●最低地上高:165mm ●車両重量:1040kg ●乗車定員:2名 ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:6.95H 14-PR ●エンジン:S20(水冷直列6気筒 DOHC) ●総排気量:1989cc ●圧縮比:9.5 ●最高出力:160ps/7000rpm ●最大トルク:18.0kgm/5600rpm ●燃料供給装置:3連横方向通風型(ソレックス型) ●燃料タンク容量:60L ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/リーディングトレーリング式 ●車両本体価格(当時・東京価格):185万円

 

■アメリカからやってきた、オーバー2Lのグランドツアラー・240Z(1971(昭和46)年10月・HS30型)

初代Zは、ライフ中に細かな改良や排ガス規制対応、マイナーチェンジなどを繰り返していますが、大きな節目は2つありました。

フェアレディ 240ZG(1971(昭和46)年10月
フェアレディ 240ZG(1971(昭和46)年10月
フェアレディ 240ZG(1971(昭和46)年10月
フェアレディ 240ZG(1971(昭和46)年10月

ひとつは1971(昭和46)年10月に行われた「240Z」シリーズの追加です。
先述のアメリカ名のところでおわかりのように、2.4L車は従来より輸出向けには存在しており、これを国内展開したものと考えればいいでしょう。
エンジンはL20のボア、ストロークを増やし、排気系統やキャブレターに手を入れたL24を搭載、最高出力は125から150psに、最大トルクは17.4から20.5kgmにアップしています。この240Zシリーズには、スポーツカーというよりは、広大な道を余裕あるエンジンパワーでゆったり走るという、どこかアメリカンな、グランドツアラー的雰囲気が漂います。
車種展開は、2Lの「Z」「Z-L」をそのまま240Zシリーズにもスライド、この2つに顔違いの「240ZG」を加えた3バリエーションとなっています。

 

フェアレディ 240ZGのGノーズ
低い位置からの写真だと、Gノーズの構成がよくわかる
フェアレディZ432のショートノーズ
こちらがショートノーズ。車両はZ432だが、他の標準Zも同じ顔だ。

この240ZGこそが240Zシリーズのイメージリーダーでしょう。
フードの先に、フード面を延長する形で樹脂パネルを設けると同時に、それまでのグリル開口部をバンパー下に移設。そのバンパーも新設計し、これで全長が他のZよりも190mm延びました。従来オプションだったヘッドライトの透明カバーを標準化することで、フロント全体に空力イメージを付加。通称・Gノーズ(グランド・ノーズ)と呼ばれたスタイルです。この形は実際に機能したようで、同じエンジンを持つショートノーズの240Zに対し、Gノーズの240ZGは、最高速が210km/h(240Zは205km/h)、60km定地燃費が15.0km/L(同14.5km/L)、発進0→400m加速が15.8秒(同15.9秒)というデータが公表されています。
この240ZGにはGノーズとセットでオーバーフェンダーも組み合わされますが、この240ZGを初代Zのイメージに抱いている方も多いかも知れません。

フェアレディ 240ZG(1971(昭和46)年10月
フェアレディ 240ZGの運転席。この段階で、センターコンソール形状が少し変わっている。

ところで240Zシリーズ追加の時点で、既存のZも一部変更を受けていますので、その一部をご紹介しましょう。

・オルタネーターを40Aから50Aに変更。
・プロペラシャフトを35mm延長。
・フロアコンソールを新デザインに。
・スロットルコントロール廃止。
・ラジオ付カーステレオにオートチューニング機構採用。
など。

【スペック】日産フェアレディ240Z(HS30S型・3AT・1971(昭和46)年10月)
●全長×全幅×全高:4115×1630×1285mm ●ホイールベース:2305mm ●トレッド 前/後:1355/1345mm ●最低地上高:160mm ●車両重量:1010kg ●乗車定員:2名 ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:6.45H 14-4PR ●エンジン:L24(水冷直列6気筒 SOHC) ●総排気量:2393cc ●圧縮比:8.8 ●最高出力:150ps/5600rpm ●最大トルク:21.0kgm/4800rpm ●燃料供給装置:横向き可変ベンチュリー(SU型) ●燃料タンク容量:60L(レギュラー) ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/リーディングトレーリング式 ●車両本体価格(当時・東京価格):121.3万円

【スペック】日産フェアレディ240ZG(HS30H型・5MT・グランドノーズ付・1971(昭和46)年10月)
●全長×全幅×全高:4305×1690×1285mm ●ホイールベース:2305mm ●トレッド 前/後:1355/1345mm ●最低地上高:160mm ●車両重量:1010kg ●乗車定員:2名 ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:175HR14 ●エンジン:L24(水冷直列6気筒 SOHC) ●総排気量:2393cc ●圧縮比:8.8 ●最高出力:150ps/5600rpm ●最大トルク:21.0kgm/4800rpm ●燃料供給装置:横向き可変ベンチュリー(SU型) ●燃料タンク容量:60L(レギュラー) ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/リーディングトレーリング式 ●車両本体価格(当時・東京価格):150.0万円

 

■待望の4人乗り「2by2」現る(1974(昭和49)年1月・GS30型)

フェアレディZ 2by2(1974(昭和49)年1月
当時のモーターファン取材時のフェアレディZ 2by2

もうひとつの節目は「2by2(ツー・バイ・ツー)」の発売です(1974(昭和49)年1月)。
4人乗りへの要望はZ発売当初からあり、その要望に5年越しで応えたことになります。
車種は2シーターと同じく「Z」「Z-L」の2種。次項で述べますが、この時点で240Zシリーズは姿を消していますので、計4バリエーションとなります。

 

 

フェアレディZ 2by2(1974(昭和49)年1月
ボディをただ300mm伸ばしたのではなく、ドア後端を100mm延ばしながらフェンダーを200mm後ろに延ばしたのである。

パッと見ではボディ後半を増改築しただけに見えますが、改造の範囲は見た目よりもずっと広いものでした。
まず後輪を300mm後ろに追いやってホイールベースを2605mmに延長。従来の標準ノーズ車に対し、全長もほぼそのままの310mm増となりました。ただしこれではキャビンが前後に長くなるだけ・・・出入り口もそれなりにというわけで、ホイールベース(とボディ)延長300mmのうち、100mmをドア長さ延長=ドア開口面積拡大に費やし(後席への乗降性配慮)、残りの200mmが後席を覆うリヤフェンダーの新造形に充てられています。当然これらと隣り合うルーフやバックドアも新設計。他のどのクルマにも似ないZイメージの維持を前提に、一見、キャビンの後方拡大とは無関係に見えるボディ中ほどにまで手を入れながら4人乗りに仕立てられた「2by2」でした。
この、どこかスポーツワゴンの趣さえ感じられるサイドビューの2by2をもし街で見かけたら、従来はめ殺しだったリヤサイドのガラスが、形状も変えながらヒンジによる外開き式になったことも、バックドアに「2/2」のバッジがついていることも見逃がさないであげてください。

【スペック】日産フェアレディZ-L 2by2(GS30型・5MT・1974(昭和49)年1月)
●全長×全幅×全高:4425×1650×1290mm ●ホイールベース:2605mm ●トレッド 前/後:1355/1345mm ●最低地上高:155mm ●車両重量:1145kg ●乗車定員:4名 ●最小回転半径:5.1m ●タイヤサイズ:6.45H 14-4PR ●エンジン:L20(水冷直列6気筒 SOHC) ●総排気量:1998cc ●圧縮比:8.6 ●最高出力:125ps/6000rpm ●最大トルク:17.0kgm/4400rpm ●燃料供給装置:横向き可変ベンチュリー(SU型) ●燃料タンク容量:60L(レギュラー) ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/リーディングトレーリング式 ●車両本体価格(当時・東京価格):149.8万円

 

■オイルショックの向こうに消えた「260Z」

フェアレディ260ZE 2by2
フェアレディ260ZE 2by2。Gノーズでありながらオーバーフェンダーは与えられていない。
フェアレディ260ZE 2by2
260ZE 2by2のインテリア

発売を予定しながら、その直前に幻と化した「260Z」の存在をご存じでしょうか?
1973年の第20回東京モーターショーでの参考出品を経ての発売予定でしたが、カタログまで完成していながら、第1次オイルショックのためにお蔵入りになってしまった不遇のZです。
幻の1974年1月版カタログを見ると、260Zシリーズの中でもエンジンは2種あり、最上級「260ZE」のみ電子制御燃料噴射仕様。カタログではいすゞ式に「ECGI」と表記していますが、なぜ他の日産上級車のように「EGI」としなかったのかはわかりません。
前の240Zシリーズ中、唯一Gノーズ顔を持つ240ZGはオーバーフェンダーもセットされていましたが、260ZシリーズでGノーズを独占する260ZEにオーバーフェンダーがないのは「おやっ?」と思うところです。その引き換えなのか、260ZEだけ後輪ブレーキにディスク式が奮発(?)されています。

フェアレディ260ZE 2by2
販売予定だった260Zもラインナップする幻のカタログ

240Zは1973年10月のシリーズ全体のマイナーチェンジ時に消え、Zは初登場時の2Lモデルのみに戻りますが、おそらくこの車種削減は、1974年1月の260Zシリーズ追加が決定していたゆえの時限措置だったと思われます。ところがオイルショックのあおりで発売中止、240Zを廃止したままになってしまい、結果的にこのマイナーチェンジがバリエーション縮小の消極的なものに見えてしまったのは、この時期のZにとって何とも気の毒なことでした。

その後、フルモデルチェンジで130型が登場した際には2.8Lの280Zとして登場することとなります。

【幻の260Zシリーズスペック1】日産フェアレディ260ZE 2シーター(RS30EH型・5MT・グランドノーズ付・1974(昭和49)年1月版カタログより)
●全長×全幅×全高:
4305×1630×1280mm ●ホイールベース:2305mm ●トレッド 前/後:1355/1350mm ●最低地上高:160mm ●車両重量:1115kg ●乗車定員:2名 ●最小回転半径:4.8m ●タイヤサイズ:175HR14 ●エンジン:L26(水冷直列6気筒 SOHC) ●総排気量:2565cc ●圧縮比:8.3 ●最高出力:170ps/5800rpm ●最大トルク:23.5kgm/4400rpm ●燃料供給装置:ECGI(電子制御燃料噴射) ●燃料タンク容量:60L(レギュラー) ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/ディスク式 ●車両本体価格(当時・東京価格):-万円

【幻の260Zシリーズスペック2】日産フェアレディ260Z 2by2(GRS30S型・5MT・1974(昭和49)年1月版カタログより)
●全長×全幅×全高:4425×1650×1290mm ●ホイールベース:2605mm ●トレッド 前/後:1355/1345mm ●最低地上高:155mm ●車両重量:1140kg ●乗車定員:4名 ●最小回転半径:5.1m ●タイヤサイズ:6.45R14 ●エンジン:L26(水冷直列6気筒 SOHC) ●総排気量:2565cc ●圧縮比:8.3 ●最高出力:160ps/5400rpm ●最大トルク:23.0kgm/4400rpm ●燃料供給装置:横向き可変ベンチュリー(SU型) ●燃料タンク容量:60L(レギュラー) ●サスペンション 前/後:独立懸架ストラット式/独立懸架ストラット式 ●ブレーキ 前/後:ディスク式/リーディングトレーリング式 ●車両本体価格(当時・東京価格):-万円

・・・とまあ、そんなこんなの変遷や余儀ないアクシデントを受けながら初代Zが生産された期間は9年。
サニーやブルーバードのようなポピュラーモデルとは異なるスポーツカーとはいえ、9年というモデルライフは、当時の国産車では異例の長さといっていいでしょう。

次回は2代目フェアレディZ について解説していきます。

(文:山口尚志 写真:中野幸次/日産自動車/モーターファン・アーカイブ)

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