レクサスGSがターゲット。ブランド初のフルEV・ジェネシス「G80」をキャッチ

■フラッグシップセダンはクローズドグリル採用で1回の充電で500kmの走行

ヒュンダイが展開する高級車ブランド「ジェネシス」のフラッグシップセダン、新型「G80」に初のフルエレクトリックモデルが設定されることが確実となり、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。

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ジェネシス G80 EV市販型プロトタイプ

ニュル付近で捉えたプロトタイプは、高速テストの安全確保のためキャビン内にロールケージを配置し、ボディを完全にガード。

ディテールが隠されていますが、いくつかのヒントが見えます。内燃機関モデルがメッシュのグリルを持つのに対し、EVでは完全に閉じられ、デザインの異なるフロントバンパーが装着されています。また、エキゾーストパイプは排除され、フェンダーには充電ポートのカモフラージュがみてとれます。

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ジェネシス G80 EV市販型プロトタイプ

情報によれば、EVバージョンにはヒュンダイとサムスン電子が共同開発するレベル3の自動運転技術が搭載され、1回の充電で500kmの走行が可能だといいます。

また、内燃機関モデル同様にハイウェイ・ドライビング・アシストII(HAD II)、機能学習付きスマートクルーズコントロール(SCC-ML)、プレアクティブセーフティシート(PSS)、前方衝突回避アシスト(FCA)、及びブラインドスポット衝突回避アシスト(BCA)など、多数の安全技術が搭載されます。

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ジェネシス G80 EV市販型プロトタイプ

ヒュンダイグループは、ジェネシスラインアップ全体の本格的な電化を2024年から開始する計画を発表、2025年までに14台の電化モデルのリリースが予定されています。

G80EVバージョン市販型は「eG80」の車名が有力で、2021年前半の発売が予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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