スズキ・ジムニーの商用2シーターモデルが欧州で発表

ランドローバー・ディフェンダーには、欧州向けに商用仕様が用意されています。タフな走破性や高い機動力を誇るSUVは、積載性も高く、後席を取りってしまえばより荷物が積めるようになります。

スズキ ジムニー
ヨーロッパで発表されたジムニーの商用仕様

スズキは、このほど、ヨーロッパでジムニー(日本名ではジムニー・シエラ)の商用仕様を発表しました。

欧州でもプロからのニーズが高いというジムニー。この商用仕様は「はたらくクルマ」として、フラットフロアの大型ラゲッジと安全性の高いカーゴパーティションを備えています。

この2シーター・ジムニーは、実用性を高めるべく、後席を倒した状態の乗用車モデルよりも33L多い863Lの大容量を確保。なお、エンジンは75PS/130Nmの1.5Lを搭載。

スズキ ジムニー
プロユースを満たすため、後席は取り払われている

乗用仕様と同様に、プロが求める本格的で妥協のないオフロード性能を備え、ラダーフレーム、必要十分なスリーアングル、3リンクリジッドアクスルサスペンション、ローレンジトランスファーギアを備えたパートタイム4WDシステム「ALLGRIP PRO」などが用意されています。

スズキ ジムニー
ラダーフレーム、3リンクリジッドアクスルサスペンションなどの基本設計は同じ

安全装備では、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、坂道走行をサポートするヒルホールド&ディセントコントロールなど、乗用車と同様の安全装備が採用されています。また、衝突時の緊急メッセージ機能「eCall」が新たに追加されています。

なお、日本への導入はアナウンスされていません。日本では噂の5ドア仕様の方がニーズがありそうですが、2シーターモデルも乗用なら趣味や車中泊の相棒として、もちろん商用でも支持されそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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