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■解散を見届けることなく
2021年1月16日に解散が告げられていた石原軍団ですが、軍団のネーミングの元になった西部警察・大門軍団の団長、渡哲也さんは解散を見届けることなく逝去されました。無念だったでしょうことは想像に難くありませんが、そんな今だからこそ、ありし日の大門軍団を偲びたいものです。
大門軍団のトレードマークといえば、派手なアクションを支えたスーパーマシンたちです。
特に各種追跡装置を満載しつつ最高速度が250km/h以上にまでチューニングされたDR30スカイライン、マシンRSの勇姿は見るものの心を鷲掴みにしたものです。
大門軍団を偲ぶなら、マシンRSで追悼するのはいかがでしょう。今回は全長約256mmにもなるビッグスケールで甦ったマシンRS-1をご紹介します。
●イグニッションモデルとトミーテックがコラボ
写真のミニカーは、精密モデルで有名なイグニッションモデルとトミーテックのコラボレーションにより生まれた「T-IG1806 西部警察マシンRS-1(1/18)」です。全長が256mmになる1/18ビッグスケールならではで、実車の雰囲気を伝えてくれるディテールを再現しています。
マシンRS-1は大門軍団フォーメーション時に攻撃や戦闘指揮を司どる役割で、急加速を実現するアフターバーナーや助手席を埋め尽くす追跡装置、ルーフに設けられた機関砲、それにDR30スカイラインに純正オプションで設定されていたAD-Threeエアロパーツをフル装備した姿が特徴です。
今回紹介するミニカーは、実車の特徴を大きなサイズで再現したところがポイントです。
●赤黒ボディにゴールドのエンケイ・メッシュ
さすがに1/18モデルですから、赤黒のツートンボディは小さなスケールモデルにない迫力があります。
AD-Threeのエアロパーツはもちろん、ルーフの機関砲や赤色灯、トランクのアンテナといった特徴だけでなく、足元を引き締めるゴールドのエンケイ・メッシュホイールまで再現されているので、マニアの目から見ても納得できるのではないでしょうか。
また、280psにまで出力アップが施されたFJ20ET改エンジンを搭載するため、巨大なダクトが追加されたボンネットの造形は、マシンRS-1になくてはならない装備です。
●足りないのは大門団長だけ
本物のマシンRS-1には特殊無線や赤外線カメラだけでなく敵味方を識別する機能やレーダー装置が満載されていました。一方ミニカーの室内を見ても、助手席を埋め尽くして1人乗車となってしまった大型コンピューターが再現されています。さらに室内の特徴である運転席のケーニッヒ製シート、ナルディ製ステアリングホイールも揃っています。
不足しているのは運転する大門団長だけといったところでしょうか。細かな装備まで再現しているので、大人のミニカー趣味に十分応えてくれるでしょう。
●イグニッションモデル×トミーテックT-IG1806 西部警察マシンRS-1(1/18)
今回紹介したT-IG1806 西部警察マシンRS-1は2020年3月に発売されているため、現在は市中在庫のみとなっています。1/18スケールのダイキャストミニカーで塗装済み、販売価格は48,000円(税別)になっています。
(増田 満)