■GTスポーツカーの「MSA」アーキテクチャ採用、ファブリックルーフが復活
メルセデス・ベンツは、現在2ドアスポーツカーSL次期型を開発していますが、その開発車両が公式リークされました。
SLは1954年から発売されている同社伝統のオープンモデルです。1963年には名車「300SL」が登場、現行型は2012年に発売され、すでに8年が経過しており、新型モデルへの期待が高まっています。
これまでSLはメルセデス・ベンツから発売されるベースモデルと、高性能AMGバージョンが別途設定されていましたが、次期型ではAMG専用モデルとして開発、「メルセデスAMG SL」として発売され、SLにとって大きな転換期を迎えることになりそうです。
現在、開発車両はドイツ・エメンディンゲンにある同社のテストアンドテクノロジーセンターでダイナミック・ドライビングテストが行われています。
次期型プラットフォームには、GTスポーツカーの「MSA」(モジュラー・スポーツ・アーキテクチャ)の基盤に乗り、1954年「300SL」から意匠を継承すると伝えられています。また電動格納式ハードトップではなく折りたたみ式ファブリックルーフを採用するとともに2+2シートレイアウトとなることが噂されています。
パワートレインは、3.0リットルV型6気筒エンジンを搭載、最高出力429psを発揮するAMG「SL43」、同じく515psを発揮する4.0リットルV型8気筒を搭載する「SL 63」、頂点には800psを発揮する4.0リットルV型8気筒+電気モーターを搭載するAMG「SL73」などが予想されています。
SLクラス次期型は2021年内にデビュー、2022年モデルとして発売されることが期待されています。
(APOLLO)