■「Cクラス クーペ/カブリオレ」「Eクラス クーペ/カブリオレ」にとって代わるモデル
メルセデス・ベンツは、今後5年以内に「Cクラス」および「Eクラス」のラインアップを入れ替えるほか、新たに「CLE」クラスを導入する計画を持っていることがわかりました。
同社では、クーペスタイルモデルに「CL」の車名を採用していることからも「CLE」が「CLS」や「CLA」と同じアーチ型のクーペルーフを持つことを意味しています。
「Autoblog」によると、近い将来「Cクラス クーペ/カブリオレ」「Eクラス クーペ/カブリオレ」にとって代わるモデルになるといいます。また、入手した情報ではワゴンモデルの「CLEシューティングブレーク」の設定も検討されている可能性もあるといいます。
入手したパワートレインは、新開発のマイルドハイブリッドに、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンで、後輪駆動および全輪駆動のレイアウトが予想されています。またアーキテクチャには「CLS」から流用される「MRA」プラットフォームが有力のようです。
同社の幹部からは、ラインアップの簡素化をするよう伝えられており、CLEクラスの導入は非常に現実的で、メルセデス・ベンツ R&DのCEO、Markus Schafer氏は、Autocar誌のインタビューにて、「今後多くのピュアEVを発表するため、製品ポートフォリオを見直している。モデルのヴァリアントだけでなく、プラットフォーム、パワートレイン、コンポーネントも排除し、ラインアップン合理化を目指していく」と語っていることにも注目です。
さらに興味深いことは、先日スクープに成功した「Cクラス ステーションワゴン」次期型プロトタイプこそが、「CLE シューティングブレーク」である可能性もあるといいます。確かにプロトタイプは、Dピラー以降を厳重にカモフラージュしており、後部のデザイン処理が不明のため、よりスタイリッシュなシューティングブレーク・デザインも予想されます。
今後もこのプロトタイプの行方に注目していきます。
(APOLLO)