デビューは9月2日! 新型メルセデス・ベンツ Sクラス、公開直前のプロトタイプをキャッチ

■ほぼ完全な自律機能を導入。「ドライブパイロット」のアップグレード版を搭載

メルセデス・ベンツのフラッグシップ・4ドアサルーン、新型「Sクラス」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。

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メルセデス・ベンツ Sクラス 新型プロトタイプ

シュトットガルト市街でキャッチした開発車両は、より長くティアドロップ型へ刷新されたヘッドライトと「CLA」や「CLS」を彷彿させる三角のテールライトが確認できるほか、トランクリッドとハブキャップの周辺に少しのカモフラージュがされているだけで、ほぼフルヌード状態です。

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メルセデス・ベンツ Sクラス 新型プロトタイプ

新型で最も注目される1つは、自律運転技術の向上です。「Distronic Active Proximity Control」および「Active Street Assist」システムの進化、GPSとリンクし、「Eクラス」新型に搭載される「ドライブパイロット」のアップグレードが予定されており、ほぼ完全な自律機能を導入することが期待されています。

新型Sクラスは、メルセデスブランドにおいて、これらの技術を最初に搭載するモデルとなります。

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メルセデス・ベンツ Sクラス 新型プロトタイプ

キャビン内では、第2世代のMBUXシステムに12.8インチの縦型ディスプレイ、3Dデジタルインストルメントクラスタ、および後部座席用に最大3つのディスプレイが装備されます。

新型では、カーボンファイバーとアルミの「MRA II」後輪駆動プラットフォームを採用、後輪ステアリング、レベル3の自動運転機能、アクティブサスペンションなどが実現します。

パワートレインの詳細は明かされていませんが、48Vマイルドハイブリッドを採用することが決定しているほか、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドをラインアップ。「S560 e」のパフォーマンスが向上するとみられ、EV走行は最大50kmが可能となりそうです。

新型Sクラスのデビューは9月2日が有力です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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