■ほぼ完全な自律機能を導入。「ドライブパイロット」のアップグレード版を搭載
メルセデス・ベンツのフラッグシップ・4ドアサルーン、新型「Sクラス」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
シュトットガルト市街でキャッチした開発車両は、より長くティアドロップ型へ刷新されたヘッドライトと「CLA」や「CLS」を彷彿させる三角のテールライトが確認できるほか、トランクリッドとハブキャップの周辺に少しのカモフラージュがされているだけで、ほぼフルヌード状態です。
新型で最も注目される1つは、自律運転技術の向上です。「Distronic Active Proximity Control」および「Active Street Assist」システムの進化、GPSとリンクし、「Eクラス」新型に搭載される「ドライブパイロット」のアップグレードが予定されており、ほぼ完全な自律機能を導入することが期待されています。
新型Sクラスは、メルセデスブランドにおいて、これらの技術を最初に搭載するモデルとなります。
キャビン内では、第2世代のMBUXシステムに12.8インチの縦型ディスプレイ、3Dデジタルインストルメントクラスタ、および後部座席用に最大3つのディスプレイが装備されます。
新型では、カーボンファイバーとアルミの「MRA II」後輪駆動プラットフォームを採用、後輪ステアリング、レベル3の自動運転機能、アクティブサスペンションなどが実現します。
パワートレインの詳細は明かされていませんが、48Vマイルドハイブリッドを採用することが決定しているほか、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボ+電気モーターのプラグインハイブリッドをラインアップ。「S560 e」のパフォーマンスが向上するとみられ、EV走行は最大50kmが可能となりそうです。
新型Sクラスのデビューは9月2日が有力です。
(APOLLO)