■市販型ではセダンとクロスオーバーSUVを設定の可能性
先日キャッチしたメルセデス・ベンツ「EQC」次期型と思われたプロトタイプが、ミッドサイズ・EVモデル「EQE」の市販型プロトタイプの可能性があることがわかりました。
同社では2025年までに10台のフルEVモデルを発売予定ですが、その中の1台がEQEです。
これまでEクラスセダンのEV版のみの設定と思われていましたが、クロスオーバーSUVの両方のボディスタイルで提供されることが濃厚となりました。つまりEV版GLEの設定となります。
すでに発売されている「EQC」は、現行モデルの「Cクラス」や「GLC」に使用されている「EVA-I」アーキテクチャに基づいていますが、EQEやEQSでは、EV専用の「EVA-II」アーキテクチャを採用、これにより内燃機関GLEより広い室内空間を提供することが期待されています。
市販型では、車軸間の床にバッテリーパックをマウント、シングルモーターとデュアルモーターの両方のバリエーションが用意されます。
はじめて捉えたキャビン内には、新型「Sクラス」と同様のデザインが採用されているようです。中央に大型の12.8インチ・インフォテインメント・OLEDタッチスクリーン・ディスプレイを装備するほか、デジタルインストルメントクラスタも確認できます。
おそらく、人工知能を使用し、拡張現実ナビゲーションシステム、無線によるアップデートか可能な新世代MBUXシステムが搭載されるはずです。
航続距離は484km(300マイル)を目標に開発が進められており、最初にEQEセダンを発表、2021年後半、あるいは2022年初めにSUVが登場予定となっています。
(APOLLO)