■フロントには「マイバッハSクラス」風の垂直スラット、「CLS」に似たシャープなヘッドライトを装備
これまで幾度となく、メルセデス・ベンツの主力モデル「Cクラス」次期型プロトタイプを捉えていますが、今度は派生モデルとなる「Cクラス ステーションワゴン」市販型プロトタイプを捉えました。
世界的にみて、クロスオーバーSUVの台頭はワゴンモデルに大きな打撃を与えましたが、依然として根強い人気を誇るボディスタイルです。欧州でも、コンパクトなシュコダ「ファビア コンビ」から、アウディ「A6アバント」などの大型までロングルーフモデルは続々と新型が登場しています。
捉えたプロトタイプは、「マイバッハSクラス」風の垂直スラットを備えたフロントグリルを装備、2つのパーキングセンサーがグリル内に埋め込まれていることが確認できるほか、「Eクラス」改良型や「CLS」に似たシャープなヘッドライトも見てとれます。
Dピラーが厳重に偽装されておりリアエンドの詳細は不明ですが、Eクラス・ステーションワゴン改良型に似た重厚なデザインが予想されています。またテールライトは、Eクラスのような長方形より、先が尖ったデザインが採用されそうです。
次期型のプラットフォームには、「Eクラス」と共有するリアドライブアーキテクチャ「MRA2」のアップデート版が採用され、ボディサイズはそのままにフットプリントが向上するとみられています。
内部ではデュアルスクリーンレイアウトを装備。ゲージクラスタはそのままですが、インフォテイメントディスプレイはセンターコンソールの多くを構成し、エアコントロールエリアも備えます。また、ワイヤレス充電が可能なスマートフォン収納スペース、新設計された3スポーク・ステアリングホイールなどを装備するはずです。
パワートレインは、48Vマイルドハイブリッドの「EQブースト」をメインとし、エントリーモデルには最高出力185psを発揮する1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッドを用意。
最高出力192psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド、さらに100kmのEV走行を実現すると噂される直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドなども予想されています。
Cクラス次期型は、4ドアセダンが2020年内または2021年初頭に発表された後、ステーションワゴン、オールテレーン、クーペ、カブリオレなど順次登場予定となっています。
(APOLLO)