最新型ハイラックスサーフ!?  オフロード性能を強化したトヨタ「4ランナー」登場

■トヨタ「4ランナー」に2021年モデルが登場

トヨタ自動車の北米法人がSUV「4ランナー(Runner)」の2021年モデルを発表しました。

日本で4代に渡って販売された「ハイラックスサーフ」の北米向けモデルですが、2009年に発売された5代目からは海外専売車となり、「4ランナー」に一本化されて現在に至ります。

トヨタ「4ランナー」のエクステリア

同モデルには2.7L 2TR-FE(157hp)と4.0L 1GR-FE(270hp)の2種類のエンジンを搭載。現在も愛知県の田原工場から米国に向けて輸出されています。

このように日本から姿を消した後も海外で継続販売されているケースは他にもあります。以前にご紹介した「ハイランダー」もその一つで、同車は日本で「クルーガー」としてデビュー後、一世代限りで販売を終了しましたが、豪州ではその後も販売され続け、北米では「ハイランダー」として現存しています。

トヨタ「ハイランダー」のエクステリア

■「TRD Pro」の2021年モデル変更点は?

「4ランナー」にはオフロードに対応した「TRD Pro」グレードが存在しており、2021年モデルではLEDヘッドランプ/フォグランプの標準装備化や専用TRDアルミホイール、ショックアブソーバーを設定するなど、機能が強化されました。

トヨタ4ランナー「TRD Pro」のリアビュー

ワイルドなスポークデザインのTRDオフロードホイールは高強度化が図られており、ショックアブソーバーは乗り心地やステアリングレスポンスを損なうことなく、オフロードでのパフォーマンスを向上させるための調整機能が追加されています。

トヨタ4ランナー「TRD Pro」のサスペンション

また「4ランナー」の2021年モデルには、キャンプ、釣り、ハイキングなどを好むユーザー向けに 「SR5」グレードをベースとした「Trail Special Edition」が用意されており、2WD/4WDの選択が可能。ボディカラーはアーミーグリーン、セメント、ミッドナイトブラック、スーパーホワイトの中から選択できます。

トヨタ4ランナー「TRD Pro」のインテリア

2021年モデルの車両価格は、約390万円から約540万円の設定。

海外でこうしたアウトドア志向の「4ランナー」の人気が高いことを考えると、日本でもかつてのように「ハイラックスサーフ」を復活、TRDバージョンが用意されても不思議ではないかもしれません。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

【関連記事】

日産が新型クロスオーバーEV「アリア」のフロントエンブレムを刷新した理由とは?
https://clicccar.com/2020/07/26/994563/

国内導入に期待! 日産の粋なコンパクトSUV「マグナイト(MAGNITE)」登場
https://clicccar.com/2020/07/25/995247/

トヨタが海外で発売したSUV「カローラ クロス」を国内発表した理由とは?
https://clicccar.com/2020/07/12/993528/

スズキの新型SUV「アクロス(ACROSS)」は、OEM元のRAV4よりトヨタ車っぽい!?
https://clicccar.com/2020/07/05/991657/

RAV4よりカッコいい!? トヨタ自動車が7人乗り高級SUV「フォーチュナー」を発売へ
https://clicccar.com/2020/06/11/984832/

【関連リンク】

トヨタ 4ランナー https://www.toyota.com/4runner/

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
続きを見る
閉じる