車中泊用のマットにラバーシートがおすすめできる5つの理由

●ラバーシートひとつで車中泊がグッと快適になる!

快適な車中泊を実現するには、いかに就寝スペースの凹凸を無くし、そして体重をうまく分散してくれるマットを選ぶかが非常に重要なポイントです。

ホームセンターのラバーシートがおすすめ
発泡ゴムでできていることにより、高いクッション性を持つラバーシート。こちらはDCMホールディングスの商品で、価格は2680円。

アウトドア用品メーカー各社から車中泊用のマットが販売されており、バルブを開けると勝手に膨らむインフレーターマットや電動のポンプを使用するエアーマットまで、実に様々なものがあります。

そのため、これから車中泊を始めようとしている方のなかには、どのマットを買うべきかと悩んでしまっている方もいると思いますが、ホームセンターで買うことができるラバーシートを選択肢に入れることを提案します。

ホームセンターのラバーシートがおすすめ
硬すぎず柔らかすぎない絶妙な反発力で体を支えてくれます。
ホームセンターのラバーシートがおすすめ
全体のサイズは縦182cm×幅91cm×厚さ2cm。大人1人が寝るには十分すぎる大きさです。

このラバーシートは、防音材や緩衝材として使用するために販売されているものですが、車中泊に使用すると意外なほど快適な睡眠が手に入る優れもの。ただしほかのマットとは性質がまったく異なるので、ラバーシートならではのメリット・デメリットがあります。

ここまででラバーシートが気になり始めている方は、メリット・デメリットをしっかり押さえたうえで検討してみてください。

■ラバーシートを車中泊マットとして使う5つのメリット

ラバーシートを車中泊用として使用すると、以下の5つのメリットを得ることができます。

・車中泊用として販売されているマットより安い
・エアマットとちがってパンクしないから安心
・サイズが大きすぎる場合はカットできる
・薄くても底付きしないから快適
・水や汚れを吸収しないから清潔

この5つのなかでも、「パンクしない」・「底付きしない」・「水や汚れを吸収しない」の3つはとくに大きなメリットであり、車中泊グッズとしてラバーシートをおすすめしたい理由です。

ただし水や汚れを吸収しないのは、表面がスポンジ状になっていないラバーシートに限ります。実際に購入する際には、ラバーシートの表面がどのようになっているかを確認してください。

ホームセンターのラバーシートがおすすめ
表面には穴があいていないので、水が染み込みません。

ラバーシートを車中泊マットで使う3つのデメリット

車中泊に使用するとメリットが多いラバーシートですが、良いことばかりでもありません。車中泊用として販売されているマットに比べて、以下の3つのデメリットがあります。

・コンパクトに収納できない
・夏場は蒸れる
・重い

ラバーシートは中身がギッシリ詰まっているので、見た目以上に重いです。さらに、折りたたむことができないので持ち運びが少々面倒なうえ、家に置いておくと場所をとります。

また、水や汚れを吸収しないというメリットと引き換えに通気性はまったくありません。そのため暑い時期にはラバーシートの上に布団などをしかなければ、背中が蒸れてしまい不快感を覚えます。

以上のように少々気になる点はあるものの、自分なりに工夫をしてこれらのデメリットを克服することができれば、車中泊用としてラバーシートを使用する価値は十分にあると言えます。

ホームセンターのラバーシートがおすすめ
折りたたむことができないうえに、小さく丸めるのも困難。

コストパフォーマンスを重視する方にこそおすすめ!

メリットもデメリットもあるラバーシートですが、なによりも価格が手頃なので気軽に試せるのが良いところ。

もしホームセンターでこのラバーシートを見かけたら、ぜひ実際に触れて感触を確かめてみてください。モチモチとした心地よい弾力がきっと気にいると思います。

ホームセンターのラバーシートがおすすめ
ダニが繁殖することもないので、常に敷いておくのもアリ。

(斎藤純平)