■次期型には8速MステップトロニックのRWDとMTのxDriveを用意
BMW「3シリーズ」の頂点に君臨するハードコアセダン「M3」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
同社は7月に入り、プロトタイプを公式リークしていますが、キャッチした開発車両は「M4」同様の巨大なキドニーグリル、その両サイドの2分割されたエアインテーク、さらにバンパー端のブレーキ冷却用縦スリット、リップスポイラーなど、市販型デザインのディテールが初めて露出しています。
またハーフカップ型LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトのアウトラインも初めて確認ができる状態です。
サイドビューでは膨らんだフェンダー、分厚いサイドスカート、Mブレーキキャリパーが見てとれるほか、リアエンドでは円形クワッドエキゾーストシステムをインストールしたバンパーやアグレッシブなデュフューザー、スプリットタイプのブーツリッドスポイラーを装備しています。
MTシフターを備える室内の画像は以前撮影に成功したものですが、今回のプロトタイプがRWDバージョンかxDriveモデルか不明です。後者の場合、スティックシフトはありません。xDriveに必要な2ペダルセットアップしか使用できないため、8速「Mステップトロニック」と組み合わされます。最新の情報によれば、RWDバージョンが先行発売された後、xDrvieが登場するようです。
現在までに公表されているパワートレインは、3.0リットル「S58型」直列6気筒ツインターボエンジンで、最高出力500ps以上、「コンペティション」仕様の場合最高出力は510psまで引き上げられます。また最高出力を460hp程度に抑えた「ピュア」モデルの設定も噂されています。
M3新型のワールドプレミアは9月、M4と同時公開が期待されています。
(APOLLO)