■「MEB」プラットフォームを採用、航続距離は450km/h(280マイル)以上に
アウディが開発を進める新型の電動クロスオーバーSUV「Q4 e-tron」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
Q4 e-tronは、ジュネーブモーターショー2019で初公開された「Q4 e-tronコンセプト」の市販型となります。
これまでで最もカモフラージュが軽いプロトタイプからは、コンセプトとは異なるグラフィックを持つLEDデイタイムランニングライト、ヘッドライトのアウトラン、それに繋がるワイドグリルを装備、バンパーコーナーには三角の吸気口と、左右に広がるエアインテークも確認できます。
さらにスポーツカーのように傾斜したAピラー、キックアップするベルトライン、コンセプトモデルから反映された筋肉質のリアフェンダーも特徴的です。
リアエンドでは、角度のあるリアウィンドウ、突き出たルーフスポイラー、市販型用に再設計されたLEDテールライトのグラフィックが見てとれます。キャビン内は撮影できませんでしたが、「予期せぬ広々とした快適さ」を持つ開放的な室内空間になるとアウディは発表しています。
市販型の仕様は謎のままですが、VW「ID.3」や「ID.4」を支える「MEB」プラットフォームを採用。フロントに最高出力102hp、リアに204hpの電気モーターを搭載、システム合計出力は306hpに達します。コンセプトモデルでは、0-100km/h加速6.3秒、最高速度180km/h(電子リミッター作動)と発表されているが、市販型のパフォーマンスが注目されます。
航続距離は450km/h(280マイル)以上、最大125kWの急速充電により30以内で80%以上の充電が完了します。
Q4 e-tron市販型のデビューは今年後半に予定されており、ドイツにあるVWの「ツヴィッカウ工場」で生産されることが確定しています。
(APOLLO)