ルノーのコンパクトEV「ZOE(ゾエ)」に、広大な積載スペースを誇る新型バンが追加

■約394kmの走行が可能なコンパクトEVバン

欧州自動車メーカーの電動化戦略は、乗用車のみならず商用車にも拡大しています。また、日本にも2020年秋にも投入される予定の新型プジョー208の100%電気自動車仕様など、日本への導入も今後増えていくかもしれません。

ルノー ゾエ バン
ルノーのコンパクトEV「ZOE(ゾエ)」に加わったバン仕様

日本市場未導入のコンパクトEVであるルノーZOE(ゾエ)。このほど、ビジネス・業務用ブランドであるルノーPRO+は、新型ゾエ・バン(LVC)を発表しました。新型ゾエ・バンは、新型ゾエ・スーパーミニと同じパワフルな52kWhのバッテリーパックと80kWのR110モーターが採用され、充電で245マイル(約394km)の走行が可能になっています。

ルノー ゾエ バン
ゾエ・バンのインパネ

新型ゾエ・バンは、「ビジネス」と「ビジネス+」の2つの仕様が設定され、いずれも充実した装備レベルを備えています。この100%電気自動車(LCV)には、5年間の10万マイル(約16万km)保証が付いています。

●後席を取り払って広大な積載スペースを確保

バンらしい高い積載性が特徴で、前席後方に最大1立方メートルのラゲッジスペースが設けられ、比較的小規模な運送業や宅配業者に最適な仕様になっています。既存のゾエの後席を取り外すことで、広々とした積載スペースを実現。フルフラットなフロアを確保。

ルノー ゾエ バン
ルノー・ゾエ・バンのラゲッジスペース

ビジネス、業務用ブランドであるルノーPRO+が発表した新型ゾエ・バンは、カングーZ.E.、マスターZ.E.と並ぶルノーのEVシリーズの仲間入りを果たし、サイズ、走行距離、積載スペース、積載能力などの面で幅広いラインナップを用意することになります。

ルノー ゾエ バン
ゾエ(バン)の走り

搭載されるR110モーターは、約0-100km/h(0-62mph)加速を11.4秒でクリア。ストップ&ゴーの多い都市部での走行に理想的なバンになっているそうです。

充電は効率の優れた50kWのDC充電を2つの仕様にオプションで設定し、1時間10分で0%から80%まで充電することが可能。時間がない場合は30分の充電で90マイル(約145km)の航続距離を確保することができます。

ルノー ゾエ バン
ゾエの充電口はフロントに配置される

充電リッドはクルマのフロントにあるルノーバッジ後方にあり、先進的な車載充電器と特許取得済みの充電器に対応し、短時間かつエネルギー効率の高い充電を実現。ほかにも、一般的な充電器に対応。新型ゾエ・バンには、タイプ2充電ケーブルが標準装備され、22kWの公共充電器を使う際は3時間で100%の充電が可能になるそうです。

また、ルノーの最新インフォテインメントの採用もトピックス。全モデルに10インチTFTインストルメントクラスターが採用され、好みに合わせて表示内容をカスタマイズすることができます。中央には7インチの「イージーリンク・タッチスクリーン・ディスプレイ」が配置され、すべてのインフォテインメントや車両設定などをコントロールできます。

ルノー ゾエ バン
バン仕様は2名乗車にすることで、コンパクトでも高い積載性が特徴

「ビジネス+」には、7インチの「Easy Link」システムを用意。全車標準の「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応。さらに、9.3インチの「Easy Link」インフォテイメントシステムにより、ビジネスプラス仕様を強化することができます。

縦型タッチスクリーンが配され、好みに合わせて自由に設定できる鮮やかなディスプレイで、全車標準の10インチTFTインストルメントクラスターを補完します。

ナビには3Dマッピング機能が搭載されていて、常時4G接続により交通情報や天気予報などの接続サービスが可能。また、地図は10インチTFTインストルメントクラスターに表示することができます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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