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●保険やクレカのロードサービスで十分?JAFに入るメリット知っていますか。
みなさんはJAFに加入されていますか?
「自動車保険にロードサービスが付いているから必要ない」と思っている人が多いかもしれませんが、実は自動車保険のロードサービスではカバーしきれない事象がたくさんあるのです。
今回は、JAFロードサービスに入るメリットや自動車保険のロードサービスとの違いについて解説していきます。
・JAFってどうして必要なの?費用はどのくらい?
JAFはロードサービスの提供やモータースポーツ関連業務を行う一般社団法人です。
会員制度をつくりサービスの提供を行っていますが、会員でなくてもロードサービスを利用することはできます。会員になればより多くのサービスを無料で受けることができ、さまざまな特典もついてきます。
ロードサービスは自動車保険のロードサービスで十分ではないか、と思われるかもしれませんが、JAFは普通の自動車保険がカバーしていないロードサービスにも対応しています。
たとえば、ぬかるみからの引き上げやタイヤチェーンの装着、パンクの応急処理など、JAFのロードサービスは多岐にわたり、路上での自動車トラブルは「とりあえずJAFを呼べばどうにかなる」と思える、対応力とサービスの広さが際立ちます。
JAFと自動車保険のロードサービスの違いは、自動車保険のロードサービスが「クルマ」にかけられているのに対して、JAFのロードサービスはクルマではなく人にかけられている点です。
そのため、自分がJAF会員になっていれば他人のクルマに乗っているときでもJAFのロードサービスを受けることができます(ただし法人会員の場合はクルマごとの契約となります)。
JAFの会員の種類は個人会員、家族会員、法人会員の3つがあります。家族にJAF会員がいない場合は個人会員、家族にJAF会員がいれば家族会員、法人が契約する場合は法人会員での契約となります。
個人会員は入会金2000円・年会費4000円で、数年間一括で申し込むと入会金が割引になります(5年分一括で申し込むと入会金は無料です)。また、家族会員は入会金無料で、年会費2000円と個人会員よりお得です。
一回のロードサービスは、JAFに加入していないと1万円以上かかるケースが多いので、年1回ロードサービスを受けると元が取れる計算になります。
・JAFが自動車保険のロードサービスより優れている点は?
JAFが自動車保険のロードサービスに比べて優れている点は、自動車保険のものよりロードサービスの適用範囲が広いことです。通常はカバーされていない自然災害に伴う故障や、アウトドア先でのトラブル(スタックからの脱出)、パンク修理やタイヤ交換にも対応しています。
また、高速道路でのトラブル対応やバイクでのトラブルには、自動車保険のロードサービスでは対応できないことが多いですが、これらのトラブルすべてにJAFは対応可能です。
前述したように、JAFはクルマにではなく人にかかる保険のため、他人のクルマやレンタカーに乗っていても対応を受けることができます。また、年間の利用制限の回数がなく、必要であれば何度でも原則無料で使えます。
加えて、JAFの会員優待サービスがある施設が全国に3万店舗以上があり、ドライブ先のパーキングエリアや飲食店などで割引を受けることもできます。
・保険のロードサービスとJAFで最強タッグ
JAFは自動車保険で対応しきれない部分をカバーしてくれるため、サービスがまったく重複してしまうというわけではありません。特にアウトドアレジャーに出かける方や、会社のクルマなど自分以外のクルマを運転する機会が多い方は、自動車保険に加えてJAFに加入すると安心してドライブできるでしょう。
JAFと提携している自動車保険に入っていれば、無料サービス拡大などの優遇を受けられます。JAFと提携している主な保険会社は、三井ダイレクト、東京海上日動、損保ジャパンなど10社以上にのぼります。
・まとめ
今回は、JAFのロードサービスについて紹介しました。JAFは初期費用5,000円台から入会でき、自動車保険のロードサービスでカバーしきれない範囲のサービスが受けられます。
自然災害が増える中、JAFの加入者数は年々増えてきています。加入しておくことでさらに安心してドライブできるので、ぜひこの機会に加入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
(文:佐々木 亘)